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うる星やつら:アニメ展覧会にラムの等身大フィギュア 上坂すみれも「ドキッ」 貴重な設定資料も

展覧会「TVアニメ『うる星やつら』展」のオープニングセレモニーに登場した上坂すみれさん(左)と有野晋哉さん(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作テレビアニメの展覧会「TVアニメ『うる星やつら』展」が10月2日、松屋銀座8階イベントスクエア(東京都中央区)で開幕した。テレビアニメの貴重な設定資料のほか、ラムの等身大フィギュアなどが展示される。10月14日まで。

 開催に先駆け、10月1日にオープニングセレモニーが開かれ、ラム役の声優の上坂すみれさん、同展公式サポーターのお笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さんが登場した。有野さんは展覧会の感想を「すごく面白かったです。入ってすぐのところに『うる星やつら』のヒストリーがあるんですが、あたるの紹介が『無類の女好き高校生』、今なかなか言わへんなと思って、こういう肉食男子、ほしいよなと思って見始めました。黒電話の音も鳴って、40以上の人なら、ああ懐かしい音やなあというところから入ってくるんで、没入感がすごいですね。それと、設定資料やスタッフの裏話を読めるのも面白いですね」と語った。

 上坂さんは「とにかく豪華な展示ですね。設定資料では、視聴者の皆さんには見られないような表情とか、監督の皆さんのこだわりポイントとか、キャストのコメントとかも含めて分かるんです。そして一番の見どころは展示を進んでいくと等身大のラムちゃんがお出迎えしてくれるんです。もう本当にドキッとする可愛さで、これを早くたくさんの方に見ていただきたいなと思いました」と見どころを語った。

 上坂さんは、原作者の高橋さんとのエピソードも明かし、「高橋先生とは収録が始まる時、お食事会を開いていただき、お目にかかりました。本当に緊張してワイン1本半くらい飲んじゃって、酔ったらうまくしゃべれるかなと思ったんですけど、飲んでも飲んでも緊張したままでした。でも、先生は優しくて『うる星やつら、楽しみにしてます』って、仰ってくださったので、『よし! 頑張るぞ!』って思いました」と語った。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。趣味はガールハントの高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月に放送された。

 新作アニメは、同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して、原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化した。第1期が2022年10月から連続2クールで放送された。第2期が2024年1~6月に放送された。

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