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天海祐希さん主演の連続ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の最終話となる第11話が6月26日、放送された。同話では、天海祐希さん演じる上水流涼子に傷害事件を起こさせた黒幕の正体とその真の目的が明らかになり、視聴者から「最後まで楽しかった」と称賛の声が並んだ。
◇以下、ネタバレがあります。
ミステリー作家、柚月(ゆづき)裕子さんの小説「合理的にあり得ない 上水流涼子(かみづる・りょうこ)の解明」(講談社)が原作。元弁護士の探偵・涼子(天海さん)がIQ140を超える貴山伸彦とタッグを組み、“あり得ない手段”で事件に挑む姿を描く。
最終話では、弁護士だった涼子(天海さん)に催眠をかけるよう依頼し、法曹界から追放したのは諫間グループ2代目社長の諫間慶介(仲村トオルさん)だったことが判明。貴山(松下洸平さん)に促された涼子は、諫間グループの顧問弁護士だったころを振り返り、諫間が負債を抱えた技術系の小さな会社との合併に躍起になり、それに反対してもめたことを思い出す。
だが、諫間が自分をおとしめるはずがないと思う涼子は、貴山と共に諫間のもとへ。うそであってほしいと願う涼子に、諫間は涼子の存在が邪魔だったと告げる。さらに、傷害事件の相手の椎名(野間口徹さん)が拉致、監禁されるという新たな事件も発生する。
涼子と貴山は、椎名や氷川からの電話の音から監禁場所を割り出し、体に爆弾を巻きつけられた椎名を発見。涼子に救出された椎名は、催眠のキーとなる3776という数字は「3776計画」を意味していたと打ち明ける。
実は、もともと天体望遠鏡を作っていた椎名は、諫間から軍事用に使うレンズの開発を依頼されていたのだった。諫間は、計画を進めるうえで涼子の存在は大きな障害だったため、諫間と計画を進めている者たちに涼子の処置を一人。その結果、涼子は催眠にかけられ、涼子のもとを相談に訪れた椎名を殴打する事件が起きたのだった……と展開した。
終盤、すべての真実を知った涼子は、軍事用パーツを輸出するための空港を訪れた諫間と対面。その場で、別のダミーの輸出場所に向かっていた諫間の娘・久実が犯人たちとトラックごと爆破される映像を見た諫間は、激しいショックを受け、自らの行動は社員たちを守るためだったと打ち明ける。その後、諫間はそこへ駆けつけた丹波(丸山智己さん)らによって逮捕されるが、実は久実が爆破されたようにみえたのは貴山が作ったCGの映像で、涼子と貴山の計画だった。すべての謎が明らかになった最終話に、SNSでは「最後まで楽しかった」「最終回終わって寂しい」と称賛の声が並んだほか、「続編希望です」「続編か映画化を」と続編を待望する声もあがっていた。