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JO1木全翔也:アニメ「逃走中」で声優挑戦 「もっと深く声優の世界を知っていきたい」

「逃走中 グレートミッション」に声優として出演する「JO1」の木全翔也さん

 グローバルボーイズグループ「JO1」の木全翔也さんが、人気バラエティー番組「run for money 逃走中」(フジテレビ系)を原案としたテレビアニメ「逃走中 グレートミッション」に声優として出演する。7月19日公開の映画「逃走中 THE MOVIE」に出演することも話題の木全さんは、アニメでは怪しき都パリステージ編で重要なキャラクターとなるデュポンを演じる。木全さんに「逃走中」やアニメへの思いを聞いた。

 ◇森久保祥太郎との共演に歓喜

 アニメ「逃走中 グレートミッション」は、人類が月に移住した未来が舞台で、抜群の身体能力を持つ少年・トムラ颯也が、エンターテインメントサバイバルゲーム「逃走中」に挑む姿が描かれている。フジテレビほかで毎週日曜午前9時放送中。7月14日放送の第64話「ハンター変異!?怪しき都パリ新ステージ!」で怪しき都パリステージ編に突入し、木全さんが演じるデュポンが登場する。

 木全さんは「逃走中」の映画に加え、アニメにも出演することになった。「逃走中」は子供の頃から大好きだった番組だったこともあり、格別の思いがあったという。

 「僕は2000年生まれなので、4歳の時に『逃走中』が始まりました。子供の頃から大好きで、ごっこ遊びもしていましたし、“逃走中世代”なんです。今でもサングラスを掛ける時に、ハンターのまねをしますしね。僕らの世代には欠かせないものなんです。映画だけでなく、アニメにも出演させていただけることが、本当にうれしいです。すごく貴重な経験をさせていただき、自分の成長にもつながればという思いがあります。映画の撮影の際、『声がいいね』と言っていただけることがあって、すごくうれしかったんです。収録を重ねて、もっと深く声優の世界を知っていきたいです」

 木全さんが演じるデュポンは、颯也らと手を組み、パリで頻発する怪奇事件に立ち向かう。

 感情豊かなところもあるといい、木全さんは「デュポンは真面目で、自分の技術が悪いことに使われていることに負い目を感じています。技術について楽しそうに説明している姿を見ていると、研究が本当に好きなところが垣間見えます」とも話す。

 これまでも声優経験はあるものの「やっぱり緊張しました」と語る。主人公・颯也役の森久保祥太郎さんら共演者に助けられながら、収録した。

 「声のトーンを決めたり最初が大事なので、どうしようか?と考えました。演じているうちに、デュポンのことがどんどん分かってくるところもありました。森久保さんにアドバイスをいただけたことがうれしかったです。大御所の方ですよ! 『メジャー』の吾郎だ!となって、メンバーにも自慢しました(笑い)」

 ◇僕たちは表現者

 木全さんは、映画「逃走中 THE MOVIE」にも出演する。映画では投資に熱中する大学生・伊香賢を演じる。

 「映画でも『声が大事』という話があり、頑張りました。朝早い撮影もあったのですが、楽しかったですね。FANTASTICSの3人とも仲良くなれたこともうれしかったです。みんな優しくて、相談にも乗ってもらいました。すごくいい経験をさせていただきました」

 木全さんは、テレビアニメ「群青のファンファーレ」や劇場版アニメ「映画しまじろう『ミラクルじまの なないろカーネーション』」「トラペジウム」にも出演経験がある。

 「声優はどんどんやってみたいです。僕たちは表現者なので、表現力を育み、さまざまな作品に携わってみたいです。表現力はライブやミュージックビデオなどさまざまな場面で生かせるでしょうし。声を褒めていただけることもあるので、技術を身につけていきたいです」

 「アニメが好き!」という木全さんは、出演してみたい作品がたくさんあるという。

 「『ジョジョ』が大好きなので、いつか出演してみたいです。『ガンダム』も大好きです。ガンプラ(プラモデル)も子供の頃から作っていました。1、2年前に3日間くらいかけて、MGのサザビーを作ったこともありました。MGのイージスガンダムを作りかけて、放置しているのですが……」

 「逃走中」はもちろん、今後もさまざまな作品で“表現者”として幅広い活躍を見せてくれることに期待したい。

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