この「鬼滅の刃 柱稽古編 イベント」ページは「鬼滅の刃 柱稽古編」のイベント記事を掲載しています。
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」のテレビアニメ「柱稽古編」の最終話となる第8話「柱・結集」がフジテレビ系で6月30日に放送されたことを受けて、同日、「テレビアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編」柱稽古クライマックス特別上映会がTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で実施された。上映後のトークパートには、作中でついに対面した鬼殺隊の当主・お館様こと産屋敷耀哉(うぶやしき・かがや)と鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)を演じる森川智之さん、関俊彦さんが登壇。「柱稽古編」のクライマックスや、放送後に制作が発表された新作アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」三部作について語った。
イベントでは、「柱稽古編」の第7話、最終8話が上映された。上映後には、「柱稽古編」に続く新作アニメ「無限城編」が、劇場版3部作として制作されることが発表された。森川さん、関さんが登場すると、最終8話で描かれた産屋敷と無惨が対峙(たいじ)するシーンの生朗読がスタートした。朗読が終わると、割れんばかりの大きな拍手がわき起こった。
森川さんは「鬼の出るような時間帯にお越しいただきまして、ありがとうございます! 私は、鬼滅の刃のこういったイベントに初めて参加させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」、関さんは「深い時間にたくさんのお客様にお越しいただき大変うれしく思います。第7話・第8話が終わった直後に私と森川君で朗読をやるなんて思ってもみませんでした。大きなスクリーンで、皆さんに『柱稽古編』のクライマックスを見ていただけて幸せです! 楽しんでいってください!」とあいさつした。
森川さんは朗読の感想を「至福の時でした。ずっと続けばいいのにと思いました。(朗読から始まって)みなさんもびっくりしたと思います。楽しかったです」と語った。関さんは「耀哉と無惨が、2人で(作品のイベントとして)立つというのはあり得なかったことです。今回のようなイベントがあったからこそだと思いますので、素晴らしいと思います」と話した。
森川さんは、自身が演じる産屋敷について「まさにきょうの最終回で無惨に対峙しましたが、まさにそこに行きつくまでの道のりというのが、産屋敷家の中で受け継がれたものの集大成だったと思うんです。その感動をアニメを見ている皆さんと共有できるように意識しました」と思いを語った。関さんは「鬼舞辻というキャラクターは、本当に全ての人類の敵と言ってもいいほど、最強最悪の鬼の始祖です。彼が生まれてから1000年という間に、無惨は心の闇に深く深く沈んでしまった人物なのではないかと思います」とキャラクターについて語った。
第8話で産屋敷が口にした「永遠というのは人の想い(おもい)だ、人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」というせりふについて森川さんは、「僕は、病に伏して、命からがらという演技だったのですが、僕にとっては希望に満ちたせりふだなというふうに思ったんです。鬼と人間の大きな違いの部分をまさに耀哉が言い放った、“光を感じるような”とてもいいせりふだなと思いました」と話した。
新作アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」三部作の制作決定についての話題になると、関さんは「皆さんは(竈門)炭治郎君のことを応援するんでしょ。でもそうはいきませんよ! 全力をかけてこの劇場版に臨みたいと思っております。ぜひ引き続き皆さんの応援をよろしくお願いします」と意気込みを語った。
森川さんは「想いはしっかりとつながって次に行っているので。柱・隊士たちは、この『柱稽古編』で血のにじむような稽古(けいこ)をしてきました。みんな一丸となって、まさに一枚岩となって無惨に立ち向かって戦ってくれると思いますので、劇場版三部作『無限城編』を、ぜひ皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちと共に、皆さんの想いも、ぜひ隊士たち、柱たちに、向けていただければと思います。よろしくお願いします」と呼びかけた。
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊へ入隊する……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。
テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が2023年4~6月に放送された。
「柱稽古編」は、鬼舞辻無惨との戦いに備え、鬼殺隊の最強の剣士・柱による“柱稽古”が描かれた。5月12日に放送をスタートし、6月30日に最終回を迎えた。