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特撮ドラマ「ウルトラマン」のテレビシリーズの新作「ウルトラマンテオ」が制作され、テレビ東京系で7月4日から毎週土曜午前9時に放送されることが分かった。同シリーズの60周年記念作品で、故郷の星を失った独りぼっちの“青き巨人”の物語となる。宇宙怪獣たちの襲撃により故郷の惑星を失い、地球に逃げのびた宇宙人テオの地球上の姿、光石イブキが主人公で、俳優の岩崎碧さんが主演を務める。円谷プロダクション作品初参加となる二宮崇さんがメイン監督を務め、同じく初参加の田辺茂範さんがシリーズ構成・脚本を手がける。「ウルトラマンアーク」のメイン監督を務めた辻本貴則さんがメイン特技監督として参加する。
新作は、一人の宇宙人がヒーローとして成長する様子を描きつつ、「ウルトラマン」シリーズの普遍的な題材でもある「人とウルトラマン・怪獣・宇宙人。種の異なる者同士が、疑念・反発を乗り越えて違いを受け入れ、手を携えていく姿」を新たな視点で描く。
主人公の光石イブキは、宇宙のどこかにある、惑星・H12(エイチワンツー)で生まれた宇宙人。ある時、異星からやってきた怪獣たちの襲撃により故郷を失い、地球へ逃れ、明心大学獣医学部獣医学科の大学3年生の光石イブキとして暮らしている。地球の常識になれず、時折トンデモ行動をとってしまうこともある。優しく穏やかな性格であまり戦いを好まないが、目の前の命を危機から救うため巨人の姿に変身する。怪獣や宇宙の脅威に立ち向かいながら、自身の戦う覚悟に向き合いウルトラマンへと成長していく。
光石イブキが変身する新ヒーロー、ウルトラマンテオは青き光の巨人。身長は45メートル、体重は3万6000トン。イブキが“守りたい”という強い思いを込めて銀色のアイテム・テオクリスターを握りしめると、体がまばゆい光に包まれ巨大な姿へ変身する。胸のカラータイマーに触れることで、秘められたエネルギーをスパークさせ、さまざまな光の技を放つことができる。メイン技は、両腕にチャージした黄色に輝くエネルギーを、十字に組んで発射するテオシウム光線。
ウルトラマンテオのデザインについて、デザイナーの後藤正行さんは「ウルトラマンテオは主人公の大学生が変身する『等身大のヒーロー』であることを意識しています。一歩ずつヒーローとして成長していく物語なので親しみを持てるデザインでありながら、ウルトラマンらしいカッコ良さとのバランスにこだわりました。テオは、きっとみなさんの友達になれると思います! 気に入っていただけるとうれしいです」とコメントを寄せている。
テレビドラマ初主演で主人公・光石イブキを演じる岩崎さんは「幼少期、ウルトラマンゼロに目を輝かせていた自分にとって60周年という節目の年に『ウルトラマン』に変身できることをとても幸せに思います。次は自分自身が憧れの的になり、見てくれる全ての人に勇気や希望を与えたいという強い思いで、持てる力の全てを『ウルトラマンテオ』に注ぎ込みました。僕自身、人としても俳優としてもまだまだ未熟者ですが光石イブキとウルトラマンテオと共に成長していきたいです! 孤独だった光石イブキが、ウルトラマンテオが、世界中の人に愛されますように」と語っている。
シリーズ構成・脚本を手がける田辺さんは「いつか参加したいと願っていた特撮作品。この『ウルトラマンテオ』で、その思いがかないました。そして偶然にも今年は、初代『ウルトラマン』の放送開始から60年という記念すべき年。身の引き締まる思いです。今回参加させていただき、改めて感じたことがあります。それは、これまで誕生してきたすべてのウルトラマンが、かけがえのない特別な存在であったからこそ、このシリーズは長く愛され、続いてきたのだということです。そのバトンを受け取り、未来へとつないでいけることを、大変光栄に感じています。私にとって『ウルトラマンテオ』は、かけがえのない特別な存在となりました。そしてこの作品が、誰かにとっても特別なウルトラマンになってくれたなら、これ以上にうれしいことはありません」と話している。
二宮監督は「子供の頃から見ていたウルトラマンシリーズにまさか自分が参加することになり、しかも初参加でメイン監督という大役を任され、さらに60周年の作品、と驚きしかありませんでしたが、ドキドキよりもワクワクが圧倒的に大きく飛び込む決心をしました。特撮作品初心者の僕自身分からないことだらけでしたが、ウルトラマンシリーズのスタッフの皆さんが本当に温かく受け入れてくださり、皆さんの力を借りてたくさんの素晴らしいシーンを撮ることができました。そして、特撮部分は百戦錬磨の特技監督の皆さんが迫力のある素晴らしいカットを撮ってくれています。今作は地球人・ウルトラマン・宇宙人・怪獣という異なる存在達とそれぞれ葛藤し、違いを受け入れ、支え合っていく、テオと登場人物たちの成長の物語です。彼らの『青春』を『葛藤』を『友情』を、そして『争い事が苦手』な今までにない新しいウルトラマンを。ぜひご覧ください」と語っている。
メイン特技監督を務める辻本さんは「一昨年の秋に『新シリーズの特撮をメインでやって欲しい』という仰天のオファー。なんと今回は本編と特撮の監督を分ける想定で、その特撮のトップバッターを行けと。いやいやそうは仰いますが今ウルトラマンアークのメインをやったばかりで気持ちが……などと尻込みをしていると『メイン特技監督です』という魅惑的なフレーズが。そうか『特技監督』だ! 幼少期に憧れていたキラキラとまばゆいその語感! うおおーっと大興奮の私は震える手で企画書と脚本をむさぼるように読む。そこに描かれていたのはいまだかつてない新しいウルトラの世界観。これは運命、いや宿命か。もう、やるしかねぇ……俺が行く! スマイルスマイルで想像力を解き放つのだ!!」とコメントを寄せている。