「ズートピア2」の インタビューの記事一覧
過去の関連記事も掲載

最終更新
記事

この「ズートピア2 インタビュー」ページは「ズートピア2」のインタビュー記事を掲載しています。

最新インタビュー記事

江口のりこ:「ズートピア2」で初声優「気持ちは声に出る」 朝ドラ出演など多忙だった2025年は「あまり記憶にない」?

「ズートピア2」で新キャラクターのビーバー、ニブルズの日本版声優を務める江口のりこさん

 俳優の江口のりこさんが、ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督・バイロン・ハワード監督、公開中)の日本版で新キャラクターのビーバー、ニブルズの声を担当している。そんな江口さんに、初声優について、米ロサンゼルスのワールドプレミアで本国のキャストと対面した際のエピソード、今年を振り返って来年のことなどについて聞いた。

 ◇ふいに聞かされた声優合格の知らせ

 「ズートピア2」は、2016年に公開された「ズートピア」の続編。前作は動物たちが人間のようにハイテクな文明社会で暮らす世界ズートピアを舞台に、ジュディがニックと出会い、困難を共に乗り越えながら、立派な警察官へと成長していく姿が描かれた。

 続編では、警察学校を無事卒業し警察官となったニックと、ウサギ初の警察官として以前にも増して熱心に任務に挑むジュディが再びバディーを組み、壮大なスケールの大冒険を繰り広げる。新キャラクターとしてヘビのゲイリーが登場する。

 US本社のオーディションを経てニブルズ役を射止めた江口さん。合格の知らせはスタッフからふいに聞かされたという。

 「舞台の本読み顔合わせの日に、一人一人自己紹介が終わって、ちょっと15分休憩します……みたいな時に、マネジャーさんから思い出したかのように、『そういえば受かりました』と聞いて。とてもうれしかったです」

 ディズニー作品のイメージは? 「子供の頃から存在している作品で、ファンタジー、夢や希望や愛というイメージですね。子どもの頃は『ピーター・パン』が好きでした。『ピノキオ』も。冒険系が好みでしたね」と話す。

 ◇声を担当したビーバー、二ブルズは「結構な切れ者なんです」

 江口さんが担当するビーバーのニブルズは、陰謀論を語るポッドキャスター。「ビーバーといったら、おとぼけビーバーとか、ちょっと間の抜けた性格というイメージがあったんです。ニブルズもそんな感じなのかなと思ったら、ポッドキャスターで陰謀論を唱えてと、結構な切れ者なんですよ。だけど、強引な性格でありながらも、ジュディとニックのふたりを側で見つめる優しさみたいなものを感じられるキャラクターです」と表現する。

 11月に米国で行われたワールドプレミアでは、本国でニブルズの声を担当したコメディアンのフォーチュン・フィームスターさんと対面も果たした。

 「フォーチュンさんの声を聞くと、すごく知的で伸びやかな声で、とぼけたビーバーの印象とは全然違っていて。それでいてフォーチュンさんの声がニブルズそのものなんです。一気に彼女の声のファンになりましたし、フォーチュンさんの魅力を引き継ぎたいなと思いました」

 自身の声については「好きか嫌いか考えたことないです」というが、「やっぱり気持ちは声に出ると思うんですよ。どんな芝居をしていても、すごく声は大事なものだと思います」と話し、“穏やかな声だと感じる”と印象を伝えると「穏やかな声に聞こえた時は、私が一生懸命、そうあろうと努力しているときです(笑)」と答えた。

 ◇「ズートピア2」は「ホリデーシーズンにぴったりの映画」

 ワールドプレミアでは「私も会場で見させてもらったのですが、観客の皆さんが本当にこの作品を心待ちにしていたんだという雰囲気が伝わってきました。私の隣に多分13、14歳ぐらいのティーンの女の子2人組がいて、見ながらすごくエキサイトしていて。一つの作品の上映を、こんなに楽しみにしてくれているんだと感じて、もちろん作品自体も素晴らしかったですけども、そうやってお客さんが喜ぶ姿を見て、改めて自分の仕事について考えさせられました」としみじみ語る。

 そして「本当にホリデーシーズンにぴったりの映画で、雪景色のシーンや、劇中に流れる音楽も冬の景色にマッチしていて、きっと誰もが懐かしく感じると思いました。冬の寒い日に、『やった! 冬休みだ』と家でぬくぬくして過ごしている夜を思い出すような、そんな温かい作品になっています。大人の私が見ても面白いですし、子供だから大人だからということでなく、人と人の関わりというのはいつの世代でも悩みだったりするので、大人も子どもも楽しみながら、いろいろ感じながら見られると思います」とメッセージを送った。

 ◇「よく眠ることと、しっかりご飯を食べること」で健康に 朝のルーティンは?

 声優初挑戦だけでなく、NHK連続テレビ小説「あんぱん」でヒロインの母、羽多子を演じるなどさまざまな分野で活躍した2025年。江口さんに残りわずかとなった今年を振り返ってもらうと、「あまり記憶にないですね(笑)。気づいたら12月なの?という感じです。ポカーンとしています。ちょっと待って、私何していたっけ?という」と独特の表現で語る。

 「朝ドラも、やっていましたね。それもすでに記憶が薄くなっています。次から次へとやることがあるので、前のことは忘れていくんでしょうね」

 多忙な中で健康や美容で気を使っていることは「よく眠ること。あとは、しっかりとご飯を食べることですね」という。「野菜が好きで、お肉も好きです。割とシンプルな食べ方が好き」と話す。

 また、朝は「起きたらまずブラックコーヒーを飲みますね。近所のコーヒー屋さんのマスターがひいた豆をずっと飲んでいるんですけど、やっぱりおいしいなあといつも思いながら」とルーティンを明かした。

 最後に、来年2026年はどういう年にしたいかを聞いた。

 「どういう年になりますかね。今はちょっと来年のことは考えられないです。目の前にある仕事を一生懸命やらなきゃというので月日が流れていっている。自分がやると決めたことは責任を持ってやり抜きたい。今日、明日のことで精いっぱいなので、来年のことは、またそのときが来たら考えます」と笑顔で語った。

 「ズートピア2」(公開中)……“もふもふなのに深いメッセージ”で社会現象を巻き起こしたディズニー映画「ズートピア」の最新作。動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”。頑張り屋なウサギの警察官ジュディと、皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニックは、憧れの捜査官バディーとして事件に挑んでいた。ある日、ズートピアにいないはずのヘビのゲイリーが現れたことで、その誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかに。なぜ、この街には哺乳類しかいないのか?ヘビたちが姿を消した理由とは? ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される……。

「ズートピア2」 インタビュー関連記事一覧

- 広告 -
- 広告 -
- 広告 -
- 広告 -
- 広告 -