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加藤千尋:元BiSHセントチヒロ・チッチ 地上波連ドラ初出演 “シングルマザー”伊原六花の復讐のターゲットとなる“港区女子”役

「肝臓を奪われた妻」で地上波連続ドラマ初出演する加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)さん=日本テレビ提供

 俳優の加藤千尋さんが、4月2日から放送される、俳優の伊原六花さん主演の連続ドラマ「肝臓を奪われた妻」(日本テレビ系、火曜深夜0時24分)に出演することが3月19日、明らかになった。加藤さんは、昨年6月に解散した“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」では「セントチヒロ・チッチ」として活動。「BiSH」解散後の同年8月から「加藤千尋」名義で俳優業をスタートしており、地上波の連続ドラマに出演するのは今作が初めて。

 加藤さんは俳優として、これまでに「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023」(フジテレビ系)、舞台「雷に7回撃たれても」(2023年11月)などに出演。映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(2023年12月日本公開)では吹き替え版声優を務めた。ソロアーティスト「CENT」名義で音楽活動も続けている。

 今作では、加藤さんは主人公・北山優香(伊原さん)の裏切った元夫、中村光星(桐山漣さん)の妹、中村弘子を演じる。弘子も光星と共に優香の復讐(ふくしゅう)のターゲットとなる。

 ドラマの原作は、Manaさんが絵、JYUNさんがストーリーを担当し、マンガサービス「LINEマンガ」で連載された同名マンガ。優香は、家族思いの光星と結婚し、光星の母親、聖子の肝臓移植のドナーになると申し出る。しかし移植手術後、光星から離婚を突きつけられ、すべては義母への臓器移植のための偽りの結婚だったことを知る。5年後、光星との間に生まれた子どもを一人で育てている優香は、光星と偶然に再会するが、自分と子どもを侮辱する光星とその家族に恨みの感情があふれ、中村家への復讐を決意する……。

 加藤さん演じる中村弘子は、我が強く、激しい感情の持ち主。兄の光星の威を借り、わがままし放題という役柄。いわゆる“港区女子”で、井川グループの御曹司、井川賢三と玉の輿狙いで付き合い、弘子からアプローチして婚約までさせた。やがて賢三の心が離れていき、弘子は純粋に恋していたことに気づく。加藤さんのコメント全文は以下の通り。

 ◇加藤千尋さんのコメント全文

 脚本をいただいた時"肝臓を奪われた妻"という衝撃的なタイトルに読むのがわくわくしました。火曜ドラマDEEP(火曜プラチナイト「ドラマDEEP」)が新しく始まる大切な瞬間に私としても初めて連ドラ出演する機会をいただき、とてもうれしく思います。強がりでわがままだけどどこか不器用な弘子は、強烈な中村家の中で人生にもがきながらも、素直に誰よりも人間くさく生きる女の子だなと感じます。エネルギーあふれる彼女のパワーに負けないよう私も精一杯挑戦していきたいです。優香の復讐劇の中で弘子自身がどんな変化をしていくのか、キャラクターそれぞれの思いや交差する人間関係がどんな結末にたどり着くのか私自身ゾクゾクします。ぜひお楽しみしてくださいませ。

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