人気声優の浪川大輔さん、内田直哉さんが7月26日、東京都内で行われたCS放送ヒストリーチャンネルで日本初放送の海外ドラマ「ROOTS/ルーツ(2016)」の会見に登場。「ルーツ」という言葉を一般的に浸透させるなど、社会現象となった海外ドラマのリメーク版を吹き替えた浪川さんは「最初の10代後半くらいから、45歳くらいまで、20年間くらいを演じた」と、吹き替えの注目ポイントをアピール。「役者は途中で代わっていたりもしますが、吹き替えは全部一人でやりました」と語った。内藤さんも「僕は(役柄が)17歳くらいから、最後は100歳くらいまで」演じたといい、「スタッフが楽しんで特殊メイクを作ったんでしょう」と、映像の見どころも明かした。
同ドラマは、作家アレックス・ヘイリーが自らの家系をつづり、ピュリツァー賞を受賞した自伝的小説をドラマ化して、1977年にアメリカABCで放送された「ROOTS/ルーツ(1977)」を、40周年を迎える今年リメークしたもの。クンタ・キンテから始まる一族の黒人奴隷の物語を描いており、日本でも高視聴率を記録した。
リメーク作の日本語吹き替えは、主人公のクンタ・キンテを声優の櫻井孝宏さん、オリジナル版のクンタ・キンテを演じた池田秀一さんが、その父親オモロ・キンテ役を担当。浪川さんは、クンタ・キンテの孫にあたる奴隷の黒人、チキン・ジョージ役、内田さんは、その実の父親であり、主人でもある白人のトム・リー役で、愛憎半ばする感情をお互い抱くことになる複雑な親子関係を演じている。同ドラマは各話2時間全4話、ヒストリーチャンネルで8月22日深夜11時から4夜連続放送。