NHK・Eテレで放送中の子供向けアニメ「オトッペ」が劇場版アニメ化され、今秋に公開されることが2月25日、分かった。タイトルは「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」で、風のオトッペのウィンディが主人公のミュージカルアニメとなる。ウィンディが自分そっくりの赤ちゃんオトッペ・リルを育てる“パパ”になるというストーリーで、麦畑でウィンディがリルを抱いているビジュアル、ウィンディが登場する特報が公開された。
劇場版は、人形劇映画を手がける飯塚貴士さんが監督を務め、子供向け番組「みいつけた!」「おかあさんといっしょ」などの向田邦彦さんが脚本を担当する。吉田ゐさおさんが音楽を担当する。ROBOTが制作する。
テレビアニメに続き、井口裕香さんがウィンディを演じ、久野美咲さん、西島秀俊さんも声優として出演する。オーディションで選ばれた稲垣来泉さんが赤ちゃんオトッペ・リルを演じる。
井口さんは「なんと! オトッペがついに! 映画化です! しかもミュージカル映画です!! びゅびゅ~!!??! そしてウィンディが主役!!!? びゅわ~!!!!! 驚きと喜びの連続です♪ 番組開始から5年、本当にうれしいです。ありがとうございます。大きなスクリーンで表情をコロコロ変えて、くるくる飛び回ってみんなを楽しませてくれるウィンディを、大切に演じさせていただきます。映画を見終えたみんなが笑顔いっぱいになってくれると良いなあ。思わず口ずさんでしまうお歌もいっぱいあると思います! お楽しみに~!」とコメントを寄せている。
「オトッペ」は、2017年4月から放送中の子供向けアニメ。観察ならぬ“聴察(ちょうさつ)”がテーマで、世界一のDJを目指すシーナと、音から生まれた不思議な生き物・オトッペたちの日常を描いている。劇中で流れる楽曲やダンスも人気で、関連動画の再生回数は1億5000万回を突破している。
劇場版は、オトッペタウン一番のグータラで知られる風のオトッペ・ウィンディが、突然現れた自分そっくりの赤ちゃんオトッペをリルと命名し、育てることになる。ウィンディの親友・シーナや、いとこの西風のオトッペ・ウエスティも登場する。