松田翔太:「大学生も同じ感覚だったのが衝撃的」 映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」初日

映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」初日舞台あいさつに登場した松田翔太さん(中央)ら
1 / 1
映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」初日舞台あいさつに登場した松田翔太さん(中央)ら

 映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(大森立嗣監督)の初日舞台あいさつが12日、東京都内で行われ、主演の松田翔太さん(24)、高良健吾さん(22)、安藤サクラさん(24)らが登場した。松田さんと高良さんは、9日に青山学院大で行われた学生試写会にもサプライズゲストとして登場しており、その時のことを聞かれた松田さんは「学生たちが僕らと同じ感覚を持って、映画のことを考えてくれていた。そのことが衝撃的でした」と刺激を受けた様子だった。

ウナギノボリ

 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」は、社会的に底辺の生活を送る若者たちの青春を描いた映画。同じ施設で兄弟のように育ったケンタ(松田さん)とジュン(高良さん)は工事現場で「はつり」と呼ばれる壁を壊す仕事をしている。職場では幼なじみの裕也にいじめられ、うつうつとした日々を送っていた2人は、気晴らしにナンパに出かけ、カヨちゃん(安藤さん)と知り合う。カヨちゃんは「自分はブスだから愛されない」と思っている女の子で、心の底から愛情を求めていた。ある夜、ケンタとジュンは裕也の車と職場の事務所をめちゃくちゃに壊して、ケンタの兄のいる網走刑務所に向かった……というストーリー。

 イベントには、青学大総合文化政策学部の学生たちが応援フラッグを持って駆けつけた。松田さんは「同じ映画を見て同じ気持ちになっているなあー、と思ってうれしかった」と喜びをストレートに表現。高良さんは「この映画は、決して負(ふ)じゃない。見た人のテンションで負に感じたとしても、得るものがある映画だと思います」とPRした。

 映画は新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開中。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事