中谷美紀:「悪い子が共鳴する」バイキンマンが好き 劇場版「アンパンマン」舞台あいさつ

「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」初日舞台あいさつに登場した(左から)バイキンマン、さくらまやさん、中谷美紀さん、やなせたかしさん、アンパンマン
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「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」初日舞台あいさつに登場した(左から)バイキンマン、さくらまやさん、中谷美紀さん、やなせたかしさん、アンパンマン

 女優の中谷美紀さん(34)が10日、声の出演をした劇場版アニメ「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」の舞台あいさつに、演歌歌手のさくらまやさん(11)、原作者のやなせたかしさんと登場した。歌をテーマにした作品にちなんで、「アンパンマンのキャラでデュエットするなら」という質問に、中谷さんは「バイキンマンとデュエットしたい。自分の中の悪い子の部分が共鳴するみたいで好きです」と語った。

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 劇場版第22作となる「ブラックノーズと魔法の歌」は、闇の女王ブラックノーズに育てられた少女カーナ(中谷さん)がアンパンマンワールドへ向かい、不思議な力が持つ笛で、人々の「楽しい気持ち」を奪っていく。暗い顔になってしまった人々を見たカーナは、アンパンマンたちとのふれあいを通じて、自分の行動の誤りに気づくが、ブラックノーズは思いがけないわなを仕掛けていた……というストーリー。中谷さんは、アニメの声優に初挑戦した。さくらさんは同時上映の「はしれ!わくわくアンパンマングランプリ」に出演している。

 シネ・リーブル池袋(東京都豊島区)で行われた舞台あいさつでは、やなせさんは91歳とは思えぬ元気さで、アンパンマンの歌のリズムに合わせて全員を紹介。中谷さんは「(映画)『嫌われ松子の一生』で5曲収録したんですが、実際には3曲しか使われなかったんです。ほかの曲は別の方に差し替えられました。今回は私の歌が使われてよかったです。私のように下手でもいいから、歌うことを楽しんでほしい」と思わぬ裏話を披露した。また、浴衣姿のさくらさんが「アンパンマンのマーチ」演歌バージョンを熱唱し、アンパンマンとバイキンマンも一緒に踊って、集まった子供たちは大喜びだった。(毎日新聞デジタル)

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