話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、万年無気力な主人公の旅と、国造りに情熱を傾ける若き王の姿を描いたアニメ「伝説の勇者の伝説」です。同アニメのメーンプロデューサーを担当するティー・オーエンタテインメントの立崎孝史さんに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
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−−作品の概要と魅力は?
呪われた者として人々に忌み嫌われる「魔眼」の保持者、ライナ・リュートと王家の血を引きながら、母が平民であるがゆえにさげすまれてきた、シオン・アスタール。この2人が出会い、それぞれのやり方で未来を変えていこうとする物語です。基本的には、ライナとシオンの二つの視点で繰り広げられ、世界観の壮大さや意外な伏線、各登場人物の設定の深さ、そして先の読めない展開などがあり、のみ込まれてしまう面白さがあります。
−−映像化するにあたってのこだわりはありますか?
原作ものを映像化するにあたり、いつもはアニメとしてのセールス的な面でいろいろと味付けを加えたりするのですが、今回はほぼ忠実に原作を映像に再現しようと致しました。それは、9年間愛され続けてきたこの作品を、9年間愛し続けてきた人たちに贈るためでもあります。ただ1点だけ、原作にはない自分のこだわりを原作者様、アニメのスタッフに聞いていただきました。それが映像として見られるのは後半の第13話からですので、楽しみにしておいてください。
−−作品を作るうえでうれしいことは?
この作品をアニメ化するにあたり、本当にたくさんの方々に待望されていたことが分かりました。それはお客様だけではなく、スタッフやキャストの方にも多かったので、そういう方々と一緒にお仕事ができることがとても楽しく、各所から愛を感じることができるのがうれしいですね。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
冒頭と重複しますが、一番面白いのは物語だけではなく、キャラクターや世界観の設定までの展開が読めないことです。最後までどうなるか分かりませんので、ぜひお見逃しのないように。特にアニメ唯一のオリジナル要素が13話か放送されますので、楽しみにしてください。
また、10月からDVDとブルーレイディスクが発売されます。鏡先生の書き下ろし小説付き設定資料集「ライナ・ノート」やCDなど、重厚な特典が満載ですので、そちらもよろしくお願いします。
テレビ東京は木曜深夜2時15分~、テレビ大阪は金曜深夜3時5分~、テレビ愛知は水曜深夜2時58分~、AT-Xは月曜午前8時30分~と木曜午後2時30分~。
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