ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、巨大な昆虫や怪獣、エイリアンなど侵略者の大軍を相手に死闘を繰り広げるPSP用アクションゲーム「地球防衛軍2ポータブル」です。ディースリー・パブリッシャーの岡島信幸プロデューサーに作品の魅力を聞きました。
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−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
「地球防衛軍」シリーズは、地球防衛軍(EDF)の隊員となり、宇宙の侵略者から地球を守るアクション・シューティングゲームです。シリーズの伝統(?)として、襲い来るエイリアンはすべて巨大で、しかも信じられない数の大群で押し寄せます。巨大なアリ、クモのほか、UFO、多脚歩行ロボット、大怪獣といったさまざまな敵が登場し、これでもかといわんばかりの波状攻撃に、プレーヤーはあぜんとなり絶望感を抱くことになります。しかし自由度の高いゲーム設計のため、プレーヤーによる自由な創意工夫が可能で、危機的状況を打破した瞬間、地球を守った英雄として格別の達成感を得られることが特徴です。
本作はシリーズ中、最大のボリュームを誇り、「陸戦兵」か、空飛ぶ女性兵士「ペイルウィング」のいずれかを選択できることから、もっとも高い支持をいただいた「地球防衛軍2」のPSP版です。協力、対戦プレーともに4人までの通信プレーに完全対応しています。70種類を超えるミッションと数百種類の武器や兵器を収録していて、PSP版だけの新ミッションや新しい武器も登場します。
−−開発決定の経緯は?
エンドユーザーから非常に熱い支持をいただいているこのシリーズについては、06年末にXbox360で発売となった「地球防衛軍3」を最後に新作に関する情報は何も提供していませんでした。実に丸4年ほど、新作情報なしだったことになります。そんな時でもEDF隊員たち(地球防衛軍のエンドユーザー)からは常に新作への熱い要望をいただき続けていました。もちろんシリーズの最新作「地球防衛軍4」への要望が最も大きかったことはいうまでもありませんが、その他にも大きく分けて二つのご要望がありました。一つは「ペイルウィング」の復活で、もう一つはPSPフォーマットでの多人数プレー化でした。私もEDFのファンの一人として考えたとき、「地球防衛軍2」のPSP化はとてもうれしいことであると思い、プロジェクトを推進させていただきました。
−−ソフトの狙い、こだわった点……について
そうですね。本作は「地球防衛軍2」のPSP移植作である……という点でしょうか。つまり、本来PSP用に設計されたものではなかったオリジナルゲームを、そのままの状態で再現し、加えて4人通信プレーを可能にすることが狙いであり、こだわりです。巨大な敵が画面いっぱいまで大量に登場したり、すべての建物を破壊可能といったPS2版の表現は当時のハード能力を限界近くまで使用していたはずですから、当時からのEDF隊員に違和感なく遊んでいただけることが重要なポイントでした。実現できたと思いますけど……判断は隊員の皆様にお任せします。
−−ファンへ一言お願いします。
時を超えてよみがえった「地球防衛軍2」を新旧のEDF隊員みんなで仲良くお楽しみいただけたらうれしいですね。
ディースリー・パブリッシャー 上席執行役員 コンシューマー事業部長兼プロデューサー 岡島信幸
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