アニメ「らき☆すた」を使った町おこしで人気となっている埼玉県久喜市の鷲宮地区で4日、ユニークな秋祭り「土師祭(はじさい)」が開かれた。「らき☆すた」神輿(みこし)のお練りや、アイドルなどを応援するパフォーマンスで独特な動きや掛け声をする「オタ芸」を披露するステージ、女装コスプレのコンテストなどがあり、4年連続増となる7万2000人訪れた。
ウナギノボリ
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土師祭は、日本書紀にも名前がある「関東最古の大社」とも言われている鷲宮神社に奉納されている「千貫神輿」が、同町の通りを練り歩くもので、今年で29回目。「らき☆すた」神輿は、キャラクターのイラストを神輿四方に配置し、夜になるとあんどんのように光る。今年は東日本大震災を受けて中止も検討され、祭りの当日は、日本列島に豪雨をたらした大型の台風12号が直撃したが、無事に開催された。午後6時ごろから小雨が降り始めたが、担ぎ手は「つーかーさ!」などとキャラクター名を掛け声にして、2時間半かけて練り歩き、担ぎ終わった後は「らーきすた!」などとエールを送った。
オタ芸のイベント「WOTAKOIソーラン祭り」は、髪を振り乱して踊るオタ芸のパフォーマンスを、ステージで披露するもので、アニメ「けいおん!」のエンディング曲「Don't say “lazy”」や「魔法少女まどか☆マギカ」のオープニング曲「コネクト」など約15曲を流し、約100人の参加者が1時間半にわたって交代で踊り続け、一般の来場者も一緒に踊って盛り上がっていた。
今年から開かれた目玉となった女装のコスプレコンテストも1000人以上が訪れた。女性と間違いそうな人、インパクト抜群のコスプレーヤーもいて、観客も驚きの声をあげ、特に「美しい」コスプレーヤーには、アニメファン以外の観客からも「かわいい」「きれい」などの声援が飛ぶほどだった。(毎日新聞デジタル)
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