MISIA:東日本大震災の被災地の子5000人に映画鑑賞券をプレゼント

東日本大震災の被災地の子5000人に映画鑑賞券をプレゼントするMISIAさん(中央)
1 / 1
東日本大震災の被災地の子5000人に映画鑑賞券をプレゼントするMISIAさん(中央)

 歌手のMISIAさん(33)が11日、「仙台サンプラザ」(仙台市宮城野区)でコンサートを行い、主題歌を歌った劇場版アニメ「フレンズ もののけ島のナキ」(山崎貴監督、八木竜一監督)の劇場映画鑑賞券を東日本大震災の被災地の子供たち5000人にクリスマスプレゼントとして贈ることを発表した。プレゼントはMISIAさん個人から贈られるもので、行政を通じて被災地にある一部の学校などへ配付される予定。

ウナギノボリ

 アニメは、日本のアンデルセンといわれた童話作家・浜田広介さんの童話「泣いた赤おに」を原案にした3DCG作品で、「ALWAYS 三丁目の夕日」などの山崎監督が、20年来の盟友である八木監督とともに手がけた。主役の赤おにナキの声を「SMAP」の香取慎吾さん、ナキの親友・青おにのグンジョーを山寺宏一さんが担当。阿部サダヲさん、YOUさん、加藤清史郎君らも声優を務めている。

 MISIAさんが歌う主題歌「Smile」は、チャーリー・チャプリンの名曲をカバーしたもので、コーラスには被災地となった仙台の少年・少女合唱団が参加している。コーラス収録後、合唱団から「被災してずっと暗い表情だった子供たちが、レコーディングに参加して以来、笑顔が増え元気を取り戻すことができました」と伝えられたMISIAさんが「より多くの子供たちに『Smile』を聴いて、この映画を見て、笑顔をもっと取り戻してほしい」と考え、映画鑑賞券のプレゼントを決めたという。

 この日は、コンサートツアー「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」の公演でMISIAさんは同曲を初披露。山崎監督と八木監督が会場に駆けつけ、同アニメのキャラクターも登場した。コーラスに参加した合唱団も招待された。

 MISIAさんは同アニメについて「何度見ても、たくさん笑ってたくさん泣いてしまいます。この映画は友情と絆の物語です」といい、「誰かを大切にしたい気持ちやその思いがスマイルを生むのだと思います」と話している。「Smile」は14日に発売されるMISIAさんの初カバーアルバム「MISIAの森 Forest Covers」に収録されている。劇場版アニメ「フレンズ もののけ島のナキ」は17日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事