人気アイドルグループ「AKB48」の増田有華さんが、宮本亜門さんが演出を手がけるミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」のヒロイン・ドロシー役を演じることが2日、決まった。同日、ヒロインを決める最終オーディションが東京都内で開かれ、宮本さんがヒロイン役を発表すると、増田さんは涙を浮かべて喜び、「(ドロシー役のために)髪を切って、染めた。ここまで変わろうとしたのは初めて。人生を懸けられるオーディションになった。十皮くらいむけて、ツルツルになるんじゃないかってくらい生まれ変わりたい」と感激した様子で意気込みを語った。
ウナギノボリ
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ミュージカルは、ライマン・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」が原作。宮本さんはAKB48、SKE48、NMB48、HKT48のメンバー186人を対象にドロシー役を選ぶためのオーディションを行い、最終オーディションには増田さんのほか、AKB48の梅田彩佳さん、仲谷明香さん、中村麻里子さん、SKE48の斉藤真木子さん、NMB48の山本彩さんの計6人が残った。2日に行われた最終オーディションでは歌、ダンス、せりふの審査が行われ、増田さんがドロシー役を勝ち取った。
宮本さんは、増田さんの起用理由について「しっかりしているけど、ピュアでもある。どんな役でもできる。不安は感じていません」とコメント。また、オーディションで増田さんが披露した歌を「観客を壮大な世界にいざなった。号泣してしまった」と絶賛した。
また、宮本さんは、8月からスタートするというミュージカルの練習について「これからはもっと厳しくなる。『亜門なんて……』と思うこともあるはず」と宣言。増田さんは「ぶつかります。体力には自信があります」と力強く話すと、宮本さんは「しごけるなあ」とうれしそうにしていた。
さらに、会場では、増田さんのほか、陣内孝則さん、ISSAさん、エハラマサヒロさん、森久美子さん、小柳ゆきさん、瀬戸カトリーヌさんらが出演することも発表された。「ウィズ~オズの魔法使い~」は9月28~30日にKAAT神奈川県芸術劇場ホール(横浜市中区)、10月4~7日に梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区)、10月18~28日に東京国際フォーラムホールC(東京都千代田区)、11月3~6日に中日劇場(名古屋市中区)で上演予定。(毎日新聞デジタル)
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