ジュンスカ:全国ツアーファイナル 完全復活で「25周年も盛り上げたい!」

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 11年10月に“完全復活”したロックバンド「JUN SKY WALKER(S)」(ジュンスカ)の全国ツアー「J(S)W TOUR2012 LOST&FOUND FIRST STAGE」が8日、同グループ初となるNHKホール(東京都渋谷区)で最終日を迎えた。ボーカルの宮田和弥さんは「07、08年にデビュー20周年で1年限りの再結成をしたときはみんなの顔が『今度はいつやってくれるんだろう?』って少し不安げだったけど、今回は完全復活して安心感の中でやれてすごくみんなとの絆を感じます」とツアーを振り返り、「来年は25周年。みんなと大いに盛り上がりたい」と喜びを爆発させていた。

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 同ツアーは、4月に発売した16年ぶりのオリジナルアルバム「LOST&FOUND」を引っさげ、6月から全国16カ所で開催。ツアーの目玉として、各会場のファンのリクエストに応えた曲を1曲演奏し、その曲についてはカメラやレコーダーなどで撮影、録音可能という異例の企画を用意。また、NHKホールのライブ2日間のみ、ロビーの一角に託児所を設けるという子供連れに配慮した新しい試みも取り入れられた。

 同日は、新アルバムの収録曲で完全復活後の第1弾シングル「シンフォニー」や表題曲「LOST&FOUND」に加え、「歩いていこう」「明日が来なくても」といったヒットナンバーや、ファンのリクエストでは「ガラスの街」を演奏するなど全18曲を披露。3000人超の観客と会場一体となっての大合唱や、宮田さんおなじみのモニターを踏み台にしてのハイジャンプが何度も飛び出すなど、白熱ライブを150分間、繰り広げた。

 メンバーは口々に「ホコ天で歌っていたときは、まさかこの年齢までジュンスカをやれているなんて夢にも思ってもいなかった」と語り、感慨深げ。ベースの寺岡呼人さんは「一番幸せだったことは、バンドとしてアーティストとして、人として、1カ月の旅で成長できたこと。40歳を超えてオジサンたちがまだ成長できた!」とツアーの成功を喜び、ドラムの小林雅之さんは「ツアー最終日で寂しいんですが、今日が迎えられてよかった。どうもありがとう」と感謝。リーダーでギターの森純太さんは「ロックンローーール!」と思いをこめて絶叫した。同日の模様は、8月19日午後9時からWOWOWライブで放送される。

 また、今年2~4月にかけて全国6都市をまわったツアー「TOUR 2012 “B(S)T”~完全復活~」の仙台公演の模様を収録したライブDVD「TOUR 2012 “B(S)T”完全復活@Zepp Sendai」が、メンバーのスペシャルインタビューやリハーサルシーンといった特典映像付きで発売中。なお、今後はライブ「J(S)W TOUR2012 LOST&FOUND SECOND STAGE」が11月7日に大阪オリックス劇場(大阪市西区)、同月21~22日に渋谷公会堂(東京都渋谷区)で開催予定。(毎日新聞デジタル)

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