佐藤健さんの主演映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)の観客動員数が公開(8月25日)から8日間で100万人を超えたことがわかった。ヨーロッパや南米、アジアを中心に64カ国と2地域での配給が決定するなど海外からも注目が集まっている。2日、東京都内の映画館で行われた大ヒット御礼舞台あいさつに登場した佐藤さんは「撮影前から世界にいければいいな……というのは監督ともお話しさせていただいていました。夢がかないましたね」と喜び、観客からは大きな拍手とともに「おめでとう」という声が送られた。
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「るろうに剣心」は、和月伸宏さんのマンガが原作で、幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣心が、明治維新後「不殺(ころさず)」を誓った流浪人(るろうに)として、さまざまな人たちと出会い、宿敵との戦いを経て、新たな時代の生き方を模索していくという物語。公開8日で興行収入は12億円を突破している。
大ヒットを記念して佐藤さんと大友監督は、8月31日から2日間で札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、広島、福岡で大ヒット御礼舞台あいさつを実施。全国8都市を縦断する締めくくりとなる東京でのあいさつで佐藤さんは「東京に無事に帰ってくることができてよかった。大ヒットスタートは皆様のおかげです」と感謝を表した。大友監督は海外での配給決定について「原作自体も世界中で翻訳され、大人気になっているので、可能性はもちろんあるだろうなと。結果が出て本当によかった」と語った。
また、この日はヒロイン神谷薫役の武井咲さんも駆け付け「世界の人がどんな反応をしてくれるのか……。楽しみだし、うれしいけど、自分のお芝居を見られちゃうのは恥ずかしいです」と話しながらも満面の笑みで「でも海外に行きたい」と語った。(毎日新聞デジタル)
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