俳優の長谷川博己さんが12日、角川シネマ新宿(東京都新宿区)で開催された主演映画「映画 鈴木先生」(河合勇人監督)の初日舞台あいさつに黒縁めがねにループタイという鈴木先生のトレードマークの服装で登場した。長谷川さんは舞台に上がると、何もない場所で豪快にコケるハプニングが発生。起き上がった長谷川さんは照れ隠しに、舞台から報道陣が座る前列の客席にダイブするなど暴れ回り、舞台に戻ると「スベってしまってすみません。映画はスベるわけにはいけません!」とヒットを誓った。
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「鈴木先生」は、07年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した武富健治さんの同名マンガが原作。11年春に放送されたドラマでは、中学校の国語教師・鈴木先生(長谷川さん)が、独自の教育理論を駆使して理想のクラスを作り上げようと奮闘する姿を描き、平均視聴率2%台という低視聴率ながらも、その内容が評価され第49回ギャラクシー賞優秀賞に輝くなど話題となった。映画版では、卒業生による学校立てこもり事件が勃発するなど難事件が起こる。
舞台あいさつには、学校に立てこもる元生徒役の風間俊介さんや鈴木先生の妻・麻美役の臼田あさ美さん、鈴木先生と対立する家庭科教師・足子瞳役の富田靖子さんらも登場。映画版で初登場した風間さんは、ドラマの大ファンだったといい「昨年、会って一番テンションが上がったのが、生徒役の人たちでした」とうれしそうな様子。また、風間さんは劇中で学ラン姿を披露しており「友人から『お前はいつまで学ランを着るんだ?』といわれた。今年30歳になるんですけど……。おそらく『鈴木先生』が学ラン納めになると思います」と照れながら話していた。
最後に、長谷川さんが「今日、僕は(鈴木先生のトレードマークの)眼鏡をとります。『鈴木先生』が終わっても、長谷川博己のことは嫌いにならないでください」と元AKB48の前田敦子さんの“名言”をまねると、会場に集まったファンから大きな笑いが起こった。(毎日新聞デジタル)
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