47都道府県芸人グルメ便:新湊の「白エビかき揚げ丼」 富山・フィッシュ&チップス

1 / 18

 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は、富山に住むお笑いコンビの「フィッシュ&チップス」が、新湊で話題のグルメ「白エビかき揚げ丼」を紹介します。(毎週日曜更新)

ウナギノボリ

 ◇

 富山にはたくさんの魅力があります。春の風を感じながら走るトロッコ列車、夏はひんやり涼しい黒部ダム、昨年の秋に完成した新湊大橋、冬には絶景の立山連峰。食べ物もありますよ! おいしいお米やお水、お酒はもちろん、鱒(ます)ずしにベニズワイガニ、ホタルイカに脂ののった寒ブリ、芸人ではフィッシュ&チップス……これは違うか(笑い)。中でもオススメは白エビ!! 今回はカモンパーク新湊の名物「白エビかき揚げ丼」をご紹介します!!

 一般的に白エビというとお刺し身やおすしなど、生で食べることを想像する方が多いかもしれません。しかし、かき揚げにすることによりお刺し身やおすしとはまたひと味違った味が楽しめるのです。一つの食材で何通りもの楽しみを与えてくれる白エビ兄さんには頭が下がります。

 この白エビかき揚げ丼は作り手の方々によるさまざまな工夫がなされています。まず食材。白エビをはじめタマネギ、ニンジン、三つ葉などが入っています。

 お米は地元の射水産のコシヒカリを使用! 「エビをかき揚げにしたとき、さらにおいしくなるように」と考えた料理長さんは、白エビの他に野菜を入れたのです。野菜を加えることにより、食べやすさもさることながら、野菜の甘みがプラス! 白エビと野菜の両方のうまみが堪能できます!

 もちろん、かき揚げの衣はサクサク! その理由は、白エビ、タマネギ、ニンジン、三つ葉の具材をまとめて揚げるのではなくバラして揚げていることにより、火が均等に通り、サックサクになるんですね~♪

 料理長さんがこんなアイデアを思いつくのには訳があります! こちらの、料理長は富山県内に数人しかいない「食の匠(たくみ)」に認定されているのです。僕たちも「笑いの匠」がほしいな~(笑い)。

 そして食べ方にもこだわりが! まずは丼に付いてくる天つゆをかけずに食べ、白エビ本来の味を楽しみます! 衣には立山の雪を思わせるようにうっすら塩がかかっていますから、そちらもお見逃しなく! 白エビそのものの味を味わったら次に天つゆをかけていただいてください。この天つゆは濃すぎず薄すぎず白エビの味を消さないようにと絶妙の配分、また年配の方が食した際、胃もたれしないよう優しい味付けとなっております! 天つゆをかけて食べはじめたら最後! 気がついたら完食していること間違いなし!

 白エビを安く、たくさん味わってもらっておなかいっぱいで帰ってもらえればというレストランの皆様の一押しメニューです! セットメニューにすると季節の野菜や酒かすをふんだんに使った手作り豚汁もついてきますよ!

 この白エビかき揚げ丼いつ食べるんですか? 今でしょ!(取材協力:道の駅 カモンパーク新湊  0766・83・0111)

 ◇フィッシュ&チップスのプロフィル

 伊藤委裕(愛知県出身)と金本和幹(三重県出身)のコンビ。富山県の住みます芸人として12年10月から活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)富山チャンネル「きときとホーリナイ!!」(http://www.ynn47.jp/toyama/)をユーストリームで生配信中。

写真を見る全 18 枚

コラム 最新記事