アニメ「機動戦士ガンダム」好きの研究者によって開発され、「ガンダム建機」とも呼ばれている二本腕の油圧ショベル「アスタコNEO」(日立建機)のファンブック「超重機アスタコNEO ~1/22 スケール超精密ペーパークラフト『アスタコNEO』付き~」(マイナビ、価格1460円)が29日発売された。フォトギャラリーや開発者インタビューを通し、「アスタコNEO」の魅力に迫る一冊で、「アスタコNEO」を22分の1スケールで忠実に再現した最大全長46センチのペーパークラフトが付いている。
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アスタコNEOは、“油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦”をテーマに日立建機が研究・開発し、12年秋に製品化された。2本の腕を使うことで今までにない複雑な動作ができるなど、技術的にも高い評価を受けており、その外見や機体の動きがガンダムシリーズに登場するモビルスーツをほうふつさせることからガンダム建機と呼ばれ、人気を集めている。
本書はB5判80ページ。さまざまなポーズのアスタコNEOや操縦席内部の撮り下ろし写真を多数掲載し、先行実験機を開発したガンダム好きの研究者に加え、製品化を実現させた「機動警察パトレイバー」好きの技術者が登場し、ロボットアニメ用語を交え開発秘話も公開。さらにテレビ東京系で放送中のアニメ「超速変形ジャイロゼッター」のロボットデザイナー矢薙じょうさんが描き下ろしたロボットアニメ風のイラストも収録される。
付属するペーパークラフトは、制作に6~8時間はかかるといわれ、制作難易度は高いものの、2本の腕の付け根や第2関節の可動だけでなく、手先の爪部分の開閉も実現した。(毎日新聞デジタル)
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