作家の有川浩さんが9日、三省堂有楽町店(東京都千代田区)で行われたイベントに、高知県地産外商公社の“特命課長”という肩書を持つキャラクター「カツオ人間」とともに登場。イベントは、有川さんの書籍「有川浩の高知案内」(メディアファクトリー)の発売を記念して開かれたもので、“友人”のカツオ人間と仲良く手をつなぎ登場した有川さんは、ファン約100人にサインを行った。カツオ人間は有川さんのファン一人一人と丁寧に握手をし、会場を盛り上げた。
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「有川浩の高知案内」は、有川さんが原作を手がけた映画「県庁おもてなし課」の舞台を自ら案内した高知ガイド本。高知県出身の有川さんがツアープランを組み立てた1泊2日の2旅程のリポートなどを掲載しており、桂浜や日曜市、四万十川など定番スポットから、戦時中の飛行機の防空壕(ごう)や“日本一美味(おい)しいお餅”、鍾乳(しょうにゅう)洞など有川さんならではのオススメスポットやグルメ情報も紹介している。1155円。
この日のイベントは、「有川浩サイン会&カツオ人間握手会」と題して行われた。開催時刻が夕方ということもあり、仕事帰りの会社員などでにぎわう同店に突然有川さんらが登場すると、店内にいた買い物客は驚いた様子で足を止めた。4月に発売されたカツオ人間の写真集「カツオ人間写真集」に登場するなど、カツオ人間と交流を持つ有川さんは、「今日はカツオ人間が主役」と笑顔を見せながらファンとの交流を楽しんだ。カツオ人間について、有川さんは「断面が丸見えのカツオ頭部が人間の胴体に乗ったキャラクターで、ゆるくないし、かわいくない」など、愛情たっぷりに同書でコメントしている。(毎日新聞デジタル)
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