辻仁成:息子とは「ロマンでつながっている」 “自腹ツアー”も子連れで

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 女優の中山美穂さんと離婚した作家でミュージシャンの辻仁成さんが19日、東京都内で行われた仏映画「グレート デイズ! −夢に挑んだ父と子−」(ニルス・タベルニエ監督)の公開記念イベントにゲストとして登場した。父と子を描いた同作にちなみ、息子と2人の生活についてトークを展開。子育てについては「すごく毎日考えてるし、悩んでいるが、くじけなければ負けることはない。不屈で行こうと思っている」と前向きに話し、「今2人の間はロマンでつながっている。(息子は)パートナーですね」と説明。このほど終了した“自腹”ライブツアーも息子を連れての「子連れツアー」だったと明かした。

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 辻さんは「“自腹ツアー”を一人で回る分には簡単なんですけど、ツアーの合間に息子を預けるのは大変だった」と告白。知り合いの家に預けるなどしたが、「やっぱり夜はぐずるんですよ。優しい家庭を見ると、寂しいんですよね」と複雑な表情を浮かべ、「自腹ツアーの中に子連れツアーもあった。(息子は)何本かライブも見ているんです」と明かした。

 ツアー終了後は父子2人で旅行もしているといい、「今2人の間はロマンでつながってるんですよ。昨日(旅から)帰ってきた。どこに行ったかは言えないけど、島とか海とか今週は山に行く。そこで彼と話をする。『世界中旅しようよ』とか、『髪が長いのどう思う?』とか、『いや絶対切らないで』とか。(息子は)パートナーですね」と語った。

 離婚後の息子の子育てについては「すごく毎日考えてるし、悩んでいる。考えると簡単じゃないので、うなされるというか悩むことは多い。でも、くじけなければ負けることはないんですよ」と語り、「ひよらない。ひるまない。くじけない。という“不屈三原則”。この言葉が今僕を支えてます。“自腹ツアー”乗り越えて、その時は自分で絶対に負けないと夜言い聞かせるんですよ。寝る前に神に誓うように、俺は負けない、負けないと(笑い)。不屈で行こうと(思っている)」と前向きに語っていた。

 映画は、車いすの生活を送る17歳のジュリアンと、失業中で不器用な父ポールが、トライアスロンの最難関「アイアンマンレース」に挑戦することで、家族の再出発を目指す……という感動作。29日から公開予定。

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