人気マンガを原作に三池崇史監督がメガホンをとった実写映画「神さまの言うとおり」が、「第9回ローマ国際映画祭」のコンペティション部門(ガラ部門)に出品され、三池監督が特別賞の「マーベリック賞」を受賞したことが20日、明らかになった。現地でワールドプレミア上映が行われ、主演の福士蒼汰さんとヒロイン役の山崎紘菜さん、三池監督が参加し、受賞した三池監督は「自分にとってはこれからより気合い入れていけよっていう勇気をもらった気がしています。映画を作って映画に助けられていると実感しました」と喜びを語った。
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ワールドプレミア上映では福士さん、山崎さん、三池監督らが1000人超の観客と映画を鑑賞。上映終了後は約4分間にわたってスタンディングオベーションが贈られた。福士さんは「人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当に嬉しいです」とコメント。山崎さんは「スタンディングオベーションは本当に夢のような瞬間でした。会場で観たあの景色は一生忘れられないし、うれしくて涙が出そうになりました」と感動を語った。
「神さまの言うとおり」は、金城宗幸さん作、藤村緋二さん画で「別冊少年マガジン」(講談社)などで連載の人気マンガが原作。退屈な日常にうんざりしている高校生の高畑瞬(福士さん)がある日クラスメートとともに、突然学校に現れた「ダルマ」の宣言で始まる命を懸けた理不尽なサバイバルゲームに巻き込まれていく恐怖や不条理などを描く。11月15日公開。
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