葉加瀬太郎:「クライズラー&カンパニー」を19年ぶり再結成 6月に武道館公演

全国ツアーで「クライズラー&カンパニー」の再結成を発表した葉加瀬太郎さん
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全国ツアーで「クライズラー&カンパニー」の再結成を発表した葉加瀬太郎さん

 バイオリニストの葉加瀬太郎さんが21日、東京都内で開催された全国ツアー「日医工 presents 葉加瀬太郎 Best Acoustic Tour “エトピリカ”supported by Iwatani」で、96年に解散した3人組クラシックユニット「クライズラー&カンパニー」を19年ぶりに再結成することを発表した。まずは2015年2月25日に新たに録音したベストアルバム「NEW WORLD」を発売し、5月から全国ツアーを開催。6月9日に日本武道館(東京都千代田区)でコンサートを行う予定。葉加瀬さんは「2015年は僕にとって、90年のデビューから数えて25周年という大きな1年。新人バンドの心意気で、アルバムをリリースします。そして全国ツアーをやらせていただこうかと思ってますので、ぜひみなさん楽しみにしておいてください」と語った。

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 「クライズラー&カンパニー」は東京芸術大学の音楽学部在学中に葉加瀬さんとベースの竹下欣伸さん、ピアノ・キーボードの斉藤恒芳さんの3人で結成。「愛のよろこび」でメジャーデビューし、日産自動車のCM曲になった「水族館」などのシングルを発表。デヴィット・フォスターさん、セリーヌ・ディオンさんとレコーディングし、フジテレビ系ドラマ「恋人よ」の主題歌にもなった「To Love You More」でオリコンを1位を獲得している。

 竹下さんは「再結成が決まり、久しぶりに以前の僕らのアルバムをじっくり聴いてみた。何か猛烈に未知の音楽を試そうともがく若き音に瑞々しさを感じた。この楽曲たちを今の僕らの年齢、感じ方でもう一度ちょっとリラックスしてリメイクしてみた。ソロとはまた違う葉加瀬の壮快なバイオリンを楽しんで欲しい」とコメント。斉藤さんは「音楽への思いはいつになっても変わらない。若いとき老成していたのか、今が幼いのか、変わらない3人が再び集まって作った音楽は、今でも紛れもなくクライスラーだった」と再結成の手応えを語っている。

 全国ツアーは5月21日からスタート。ベストアルバム「NEW WORLD」は「新世界」や「白鳥の湖」「水族館」など12曲を収録。 

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