剛力彩芽:松本清張ドラマでサスペンス初挑戦 「ワクワク、ドキドキ」

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 女優の剛力彩芽さんが3月にテレビ東京系で放送される松本清張原作のドラマ「黒い画集−草−」に出演し、サスペンスに初挑戦することが21日、明らかになった。清張作品に出演するのも初めてという剛力さんは「ずっと憧れを抱いておりましたので、とてもうれしく思いました。サスペンスドラマに出演させていただくにあたりまして、お芝居の中にどうなじめるのかワクワク、ドキドキしながら撮影させていただきました」と話している。

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 ドラマは、1960年発表の中編小説が原作。1961年に映像化されて以来、テレビ東京開局50周年特別企画として54年ぶりに映像化される。出版社編集長の沼田一郎が意識不明で運び込まれた病院でさまざまな事件が発生する。親密な関係がささやかれていた院長・朝島憲一郎と看護師長・雨宮順子は失踪し、順子へのストーカーがうわさされる薬剤管理室長・堀村泰晴は遺体となって発見される。自殺の線で捜査は進むが、刑事の桐嶋英司だけは他殺を疑う。そんな病院の動きを鋭い眼差しで追う沼田にもある秘密があった……というストーリー。剛力さんは沼田の娘・亜衣を演じる。

 主人公の沼田を俳優の村上弘明さん、刑事・桐嶋を陣内孝則さんが演じることも発表された。98年に日本テレビで放送された「熱い絹」以来、17年ぶりに清張作品に出演する村上さんは「主人公が犯人、ということもあります。今回も謎めいた人物として物語を展開できるよう心掛けました」とコメント。清張作品初出演となる陣内さんは「剛力ちゃんに壁ドンをしたシーンがあるのですが、手が痛かったです」と撮影を振り返っている。

 同局の中川順平プロデューサーは「社会派、心理サスペンスとして名高い清張作品の中でも、本原作は、極めてエンターテインメント性の高い医療サスペンスでありながら、読者が驚くようなトリッキーな仕掛けが施されており、実に50年ぶりのドラマ化となります。とある大病院で続発する怪事件。不倫、三角関係、医療過誤、復讐者といったキーワードを巡る謎の中、先の読めない展開が強烈なサスペンスを生み出します」とドラマの見どころを語っている。ドラマは3月放送。

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