映画「虎影」(西村喜廣監督)で主演を務める俳優の斎藤工さんが28日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」の会場で取材に応じた。昨年放送されたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)のセクシーな演技が話題を集めた斎藤さんは、西村監督に「もっと奥様方に支持を得るような、民放(のドラマ)とか、大河とかに出なさい」と助言されたことが同ドラマに出演するきっかけになったことを明かした。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
西村監督は、今夏公開される実写版「進撃の巨人」でも特殊造型プロデューサーを務めている実力派で、「虎影」では脚本も担当している。西村監督ともともと親交のあった斎藤さんは「知り合って6、7年になる。作品も10作品くらいやっていて、海外で特に評価の高いクリエーター」と尊敬する。助言には「そもそも映画が好きで、この世界に入ったもので。西村さんに心配されたんですね」と苦笑しつつ、「僕はそれを真摯(しんし)に受け止め、所属事務所の社長に『そっち(セクシー路線)の営業できたりしますか?』と伝えた」ところ、同ドラマへの出演が決まったという。
映画は、かつて最強と呼ばれた忍者の虎影が主人公。抜け忍となり、里で妻子と穏やかに暮らしていた虎影の前に、隠された財宝を手に入れようとする忍者の首領が現れ、息子を人質にとられた虎影は、家族を守るため再び刀を手に取り、首領の命令に従って、財宝を奪いに行く……というストーリー。斎藤さんは「映画撮影から公開までの間に、(自分に)今までにないスポットの当たり方があった。これがぎりぎりなくなる前に、映画を公開できたらいいなと思った。恩返しできたらいいな」と、笑顔で語った。
西村監督からの主演オファーについて、斎藤さんは「西村さんに日本が追いつくのはいつか、と思っていた。今なんじゃないかと、一映画ファンとして思っていた。(今回の映画の)オファーをいただいたことはすごくうれしくて、僕にできることがあれば」と喜びを明かした。演じた忍者・虎影は「非常に土っぽいというか、今求められているパブリックイメージとは違う」というが、「(自分の)根っこの部分に近いものが役になっているので、僕としても最高のタイミングでこの作品が公開になる」と、その出来栄えに自信を見せていた。映画は、6月20日に全国公開予定。
BS12 トゥエルビでは、人気サメ映画「シャークネード」シリーズ6作品を、「衝撃!サメ劇場!帰ってきたシャークネード2024」と題して、4月27日から3夜連続で放送する。
2021年公開の映画「ゴジラ vs コング」の続編となる「ゴジラ x コング 新たなる帝国」(アダム・ウィンガード監督)が4月26日に公開されたことを記念して、怪獣たちによる“無…
塚原あゆ子監督がメガホンをとり、野木亜紀子さんが脚本を担当、ドラマ「アンナチュラル」(2018年)と「MIU404」(2020年)の世界線と交差する“シェアードユニバース”のノン…