ウルトラマンに登場する怪獣を美少女キャラクターに擬人化するプロジェクト「ウルトラ怪獣擬人化計画」。円谷プロ公認のプロジェクトで、懐かしのレッドキングやゼットンなどから「ウルトラマンティガ」のガーディーまで新旧の約40体が美少女化され、マンガやグッズが展開されている。円谷プロによると「ウルトラマンファンがやや少ない10~20代の若者に向けた」といい、3月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されたアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン) 2015」では、イラストが掲載された冊子やグッズが完売するほど人気を集めている。
ウナギノボリ
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「ウルトラ怪獣擬人化計画」は、2013年にスタートしたプロジェクトで、雑誌「電撃ホビーマガジン」(KADOKAWA)で怪獣を紹介する連載が掲載されているほか、「電撃G’s magazine」(KADOKAWA)や「ヤングチャンピオン」(秋田書店)でマンガが連載されている。 エレキングやゴモラなどがフィギュア化されたり、JRAとウルトラマンのコラボ企画でグッズが制作されたことも話題になった。
例えば、ゼットンは、2本の角、黒いボディーに黄色の胸部が特徴だが、美少女化されると、2本の角が生え、黒いドレスの胸部が黄色になっているなど怪獣を踏襲したデザインとなっている。また、「帰ってきたウルトラマン」などに登場する2本のしっぽが特徴のツインテールは、髪型がツインテールの美少女にするなど人気の“萌(も)え要素”を押さえたデザインも特徴だ。
円谷プロの担当者は、美少女化のデザインについて「モデルとなった怪獣の姿、バックボーンを知っている人が見ると、すぐにモデルが分かるようにしている」と説明。ウルトラ怪獣はもともと子供向けにデザインされたものということもあり「エロ、グロなデザインは避けている」という。
第二次世界大戦期の旧日本海軍の艦艇を擬人化した「艦隊これくしょん−艦これ−」をはじめ、鉄道やモンスター、食べ物などさまざまな美少女化が人気を集めている中、ウルトラ怪獣擬人化計画はもともと人気のあったキャラクターの美少女化ということもあり、さらに話題になりそうだ。担当者は「ゲーム化、アニメ化も考えている」といい、今後の展開も注目される。
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