ユースケ・サンタマリア:惨めな役に意欲十分 「今回が集大成」

舞台「タンゴ・冬の終わりに」の会見に出席したユースケ・サンタマリアさん
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舞台「タンゴ・冬の終わりに」の会見に出席したユースケ・サンタマリアさん

 タレントで俳優のユースケ・サンタマリアさんが4日、東京・渋谷のパルコ劇場で行われた舞台「タンゴ・冬の終わりに」の公開げいこ前の会見に出席。同舞台は三上博史さん演じる“壊れゆく元俳優”とその周囲の人の愛憎を描く物語。倉科カナさん演じる新進女優・水尾の夫を演じるユースケさんは「すごく惨めな役で、水尾を愛しているが、水尾の心の中に自分はいない。まさに今まで僕が歩んできたような人生」と自虐を交えて役どころを明かし、「これまでも惨めったらしい役やってきたけど、今回が集大成ですね。惨めを極めてやる」と意気込んだ。

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 会見には、三上さん、倉科さん、神野三鈴さん、演出を務める行定勲さんも出席。同舞台は1984年に清水邦夫さん作、蜷川幸雄さん演出で上演され、その後も何度か再演された名作で、今回、行定さんの演出で上演する。約30年前に同舞台を見たという三上さんは「素晴らしくていつかこの役をやりたいなと思っていたが、台本を読んだら失敗したなと思うくらい大変。とにかくしゃべりまくっている」と苦笑混じりに苦労を明かした。

 同舞台は5~27日、同所で上演。

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