俳優の遠藤憲一さんが2016年1月スタートの連続ドラマ「お義父(とう)さんと呼ばせて」(関西テレビ・フジテレビ系)で、渡部篤郎さんとダブル主演を務めることが30日、分かった。遠藤さんは民放のゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の連ドラでは初主演で、渡部さん演じるエリートビジネスマンの娘の婚約相手という役どころ。東京都内でこのほど会見した遠藤さんは「お父さん役かと思ってたら、まさかの恋人役。実年齢は54歳なんだけど、ラブラブ(する役とは)びっくりしたよね」と苦笑いで語った。
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ドラマは、大手総合商社に務めるエリートビジネスマで51歳の花澤紀一郎(渡部さん)の前に、23歳の娘の美蘭が、婚約者として自分と同い年の中堅専門商社の大道寺保(遠藤さん)を連れてきて……というオリジナルストーリー。保はこれまで仕事に没頭するあまり結婚に縁がなかったが、23歳の部下と恋に落ち、一念発起して結婚を決意する中堅専門商社の部長で、28歳の“年の差婚”を目指して紀一郎とバトルを繰り広げる。
“結婚したい男”と“結婚させたくない義父”という関係になる渡部さんとは、これまでシリアスな作品などで共演してきたという遠藤さん。「こういう作品で渡部くんとの共演は初めてですね。保は引っ張られる役なのですが、昔、渡部くんと共演したときに『頼みますよ、先輩!』とか言われたりしていたので、(今回も渡部さんに)引っ張っていってもらいたい」と期待した。
また、年の差婚を目指す役どころの遠藤さんは「芸能人の年の差結婚とかあるじゃないですか。他人事だと思って大変だろうなって思ってたんですよね」と語りつつ、「僕は実際、20代の子と恋愛はしないでしょうけど、かわいいなって思うことはありますよ」と本音もちらり。「(20代の女性に)いろいろなことを要求されたら、大半のことは言うことを聞いてしまうだろうね。ラブラブシーンも増やしてもらいたいな」と冗談まじりに話していた。
また、「僕は女房と29歳で結婚したんだよね。付き合って4年経って、居酒屋で『結婚しちゃおう』って」と当時を振り返り、「理屈のない中で、スイッチがいきなり入るところは共感するよね」と役との共通点も明かしていた。ドラマは「白い春」「まっすぐな男」(同局系)などの植田尚さんが監督を務め、「BOSS」「医龍」シリーズ(同)などの林宏司さんが脚本を担当。16年1月から毎週火曜午後10時に放送。
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