青野春秋さんのマンガ「俺はまだ本気出してないだけ」の主人公・大黒シズオが、厚生労働省の広報キャラクターに就任したことが明らかになった。若者の就労支援を目的にした支援機関「地域若者サポートステーション」(サポステ)の事業認知度アップと利用者拡大キャンペーンの一環で、シズオが若者の就労をサポートする。
ウナギノボリ
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「俺はまだ本気出してないだけ」は、マンガ家になる夢を追いかけながら、アルバイトとサッカーゲームに明け暮れる中年男性のシズオと、家族の日常を描いた作品。小学館のマンガ誌「月刊IKKI」(休刊)で2005~2012年に連載され、2013年に実写映画化もされた。
キャンペーンでは、作品名のタイトルを使って「キミはまだ本気出してないだけ」のキャッチフレーズで、大黒シズオが登場する動画30秒CM(5種)を3月まで順次配信するほか、特設サイト(http://honki.mhlw.go.jp/)では、青野さんのインタビュー記事などのコンテンツを順次公開する。またファミリーマートなどの全国500店舗のコンビニエンスストアにパンフレットを置き、全国160カ所の駅にポスターを貼り出しアピールする。
シズオ起用の狙いについて、同省キャリア形成支援課は「最新のサポステの認知度は13.2%しかなく、関心を持って必要とあれば活用してもらうのが狙い。キャッチコピーは『若者にもっと本気出して頑張れ!』と言いたいわけでない。サポステはその良き伴走者でありたいという思いを込めている。サポステでの支援を通じ充実した職業生活を送れるよう、私たち厚労省が『本気』で取り組んでいきたい」と話している。
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