お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二さんが8日、今後の活動について東京都内で緊急会見を開き、来年4月から米ニューヨークを拠点に活動することを明らかにした。所属事務所の吉本興業はやめず、コンビも解散しない。
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綾部さんは「自分でずっとハリウッドデビューと言ってきましたが、どうしてもやっぱりアメリカの方で勝負したいという気持ちが捨てきれず、4月からその夢に向かってニューヨークに行きまして、活動をそちらの方でやっていきたい」と発表した。「結構前から決めていて、どうしても行ってみたいなという思いが強くて。来年40(歳)になるんですけれど、40の年にアメリカに行って勝負したい」と経緯を説明、決断の理由には、相方の又吉直樹さんが芥川賞を受賞したこともあったといい、「先生(相方の又吉直樹さん)は偉業を成し遂げた。自分はそのままでいいのか、というのが強くなった」と振り返った。
現在は英語が全く話せないといい、「2、3年はとにかく英語を身につけたい。単語が(アルファベットの)Cのところまで」というレベルだと明かしたが、最終的な夢は「ハリウッドスターになって1回でいいからレッドカーペットを歩きたい。アメリカでビッグになって帰ってくる」と宣言した。
現在レギュラー出演している番組があるが、日本での活動は来年3月いっぱいで終了する。又吉さんには6月頃に意向を伝え、「行ったらいいんちゃう? 勝負してきてください」と応援しているという。コンビは、活動休止とは言わないが、綾部さんが頻繁に帰国する予定はなく、実質の休止となる。所属する吉本興業には「社長に『お笑い界の野茂英雄になりたいんです』って話したら爆笑されましたが、『おもろいな。じゃあ、やったらええわ』と言ってもらえた」と感謝。「半年で帰ってくるかも分かりませんけれど、今の段階ではビックになって帰ってきたいと思います」と決意を語った。会見には、テレビ局やスポーツ紙、ウェブなどメディア37媒体が集まった。
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