注目映画紹介:「GODZILLA 怪獣惑星」 歴代最大サイズのゴジラが強過ぎる 神々しい姿に…

劇場版アニメ「GODZILLA 怪獣惑星」の一場面 (C)2017 TOHO CO.,LTD.
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劇場版アニメ「GODZILLA 怪獣惑星」の一場面 (C)2017 TOHO CO.,LTD.

 怪獣映画「ゴジラ」の初の劇場版アニメ「GODZILLA 怪獣惑星」(静野孔文監督・瀬下寛之監督)が、17日からTOHOシネマズ 新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。3部作の第1部。歴代最大サイズで神々しくもあるゴジラが登場、人類は強過ぎるゴジラに対して戦術を練って戦う。「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などの虚淵玄(うろぶち・げん)さんがストーリー原案と脚本を担当するなど豪華スタッフが集結し、新たな「ゴジラ」を生み出した。

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 「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」などの静野さんと「亜人」などの瀬下さんが監督を務め、「シドニアの騎士」「亜人」などのポリゴン・ピクチュアズが3DCGアニメとして製作。宮野真守さんが主人公・ハルオの声を担当しているほか、櫻井孝宏さんや花澤香菜さん、杉田智和さん、梶裕貴さん、諏訪部順一さんらが出演する。

 ゴジラ出現で地球を追われた人類は恒星間移民船でくじら座タウ星eを目指す。しかし、生存可能な環境ではなく、青年ハルオは地球へ帰還。2万年が経過し、ゴジラを頂点とした生態系になった地球で、人類はゴジラと戦うことになる。

 物語は、人類がゴジラに敗北したところからスタート。リベンジしようとする人類は強敵に対して戦術を練ることになる。亜空間航行する移民船、対ゴジラ作戦に使用されるパワードスーツ、異星人も登場したりと、これぞ虚淵節!の展開もあり、ファンはニヤリとさせられるだろう。

 3DCGの映像は、バトルシーンを中心にダイナミックな表現を楽しめるのもアニメならでは。ゴジラの造形もこれまでとは異なる。植物をイメージしたといい、巨大な樹木のようでとにかく大きい。そして、強い。神々しさを感じるほどだ。新機軸を打ち出して昨年ヒットした特撮映画「シン・ゴジラ」同様、アニメ版も新たなゴジラ像を提示したと言える。第2部以降、どのようにゴジラと戦っていくかが楽しみだ。(小西鉄兵/MANTAN)

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