アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2017」(バンダイ主催)の世界大会決勝戦が17日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で行われ、14歳以下が対象のジュニアコースで中学2年生の畑めいさんの作品「悪魔との契約 ~最期の代償~」が世界一に輝いた。畑さんにとって今年は最後のジュニアコースで、初めて世界王者となり、涙を流して優勝を喜んだ。来年、参加する場合は15歳以上が対象のオープンコースになるが、「来年は受験に専念したい。再来年に挑戦したい。オープンはハードルが高いので、1次予選の通過が目標です」と話した。
ウナギノボリ
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畑さんは小学1年生の頃に、父親の影響でガンプラ作りを始め、11年に小学2年生でジュニアコースの日本代表に選ばれたことも話題になった。11年のコンテスト開始から15年まで5年連続で日本代表に選ばれたが、16年は代表入りを逃していた。今回、世界一に輝いた「悪魔との契約 ~最期の代償~」は、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のガンダムバルバトスが、悪魔のような強さを手に入れた様子を表現した。
来年、コンテストに参加しない理由は「忙しい中、大会に参加するのは失礼になるので」という思いがあるからだという。将来の夢は「お医者さんの免許を取ること」で、夢に向かって勉強に専念するようだ。
ガンプラW杯は、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会。11年に始まり、7回目となる今年は日本、中国、韓国、タイ、シンガポール、米国、フランス、イタリアなど過去最多となる16の国と地域で開催。15歳以上が対象のオープンコース、14歳以下が対象のジュニアコースがあり、最終審査は“ガンプラ名人”とも呼ばれるバンダイの川口克己さんらが審査員を務め、メカデザイナーの大河原邦男さんが特別審査員として参加した。15歳以上が対象のオープンコースで、フィリピン代表のマーク・メディアヴィロさんの「エネミー スポッテッド」が世界一に輝いた。
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