阿久津仁愛:テニミュで注目の2.5次元俳優 「俺スカ」でドラマ初出演は「不安だったけどうれしい」

連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」で光岡慎之介を演じる阿久津仁愛さん
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連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」で光岡慎之介を演じる阿久津仁愛さん

 俳優の古田新太さん主演の連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?(俺スカ)」(日本テレビ系、毎週土曜午後10時)で、ゲイで女装家の国語教師・原田のぶおが担当する2年3組の生徒で、不登校の光岡慎之介を演じる阿久津仁愛(あくつ・にちか)さん。阿久津さんは、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンで越前リョーマ役を演じ、2.5次元俳優として注目を浴びる若手俳優の一人で、「俺スカ」で初めて、連ドラ出演を果たした。「不安な気持ちがあったけど、うれしかった」と語ると阿久津さんに、ミュージカルとドラマの違いや、撮影秘話などを聞いた。

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 ◇いろいろな役に挑戦したい

 阿久津さんは2000年12月23日生まれ、栃木県出身の18歳。2015年の「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを獲得し、芸能界入り。16年から始まったミュージカル「テニスの王子様」の越前リョーマ役に抜てき。また、日本テレビ系のバラエティー番組「有吉反省会」で、タピオカに大はまりしていることを明かし、話題になった。

 ドラマは、「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立豪林館学園高校を舞台に、ゲイで女装家の教師・原田のぶおが活躍する学園エンターテインメント。4日の第3話では、阿久津さん演じる光岡にスポットが当たる。光岡は1年生の時は成績優秀だったが、2年生になると成績も低迷し、不登校気味になっている生徒。第3話では、光岡が不登校になったきっかけや、家庭の事情などが描かれる。

 阿久津さんは、ドラマ出演が決まった時の心境について「不安な面や緊張するなという気持ちがあったけど、うれしかったです」と明かし、「光岡は、自分とは似ていないので、その分突き詰められると思っています。これから自分がレベルアップするためにも、いろいろな役に挑戦してみたいとも思いました」と語る。
 
 ミュージカルとテレビドラマの違いについて「ミュージカルは1~2カ月かけてけいこして、固まったものを披露して、本番のお客さんの反応でもいろいろと変化していきます。テレビドラマはお客さんの生の反応がないのが、一番大きいですね。段取りして、テスト、本番のテンポが速いのもあるので、もっと勉強しないと」と話していた。

 ◇クラスメートとの初共演は「緊張しました」

 初回では、校門前に来たものの、引き返してしまうシーンのみの出演だった。それでも「少ないながらも、もっとやれるという反省点が多くありました。いろいろと考えすぎちゃいました」とストイックな姿勢。「光岡は、普段は自分を隠しているようなキャラクター。声のトーンや表情など、もっと改善できたかな……」と語る。

 第3話で、光岡にスポットが当たることは「うれしいです」とにっこり。これまで、クラスメートと一緒に撮影することもなかったが「意外とすんなり」教室に入っていけたそう。クラスメートとの「リアルな気まずさは、光岡と自分がリンクしていて、演じるのに役立ちました。緊張しましたけど、みんな優しくて、今までいたかのような気持ちでした。撮影ぐらいには『俺、(前にも)教室に来てたっけ?』って思えるぐらい」と笑っていた。

 第3話では、テスト当日、校門の前で光岡と会った里見(白石麻衣さん)が、光岡の手を引いて教室へ連れていく。光岡は父を亡くし、働く母親(須藤理彩さん)の代わりに幼い弟妹の面倒を見ており、経済的な事情で、将来の目標をあきらめようとしていた。一方、テストの採点をしていた里見は、光岡と隣の席の生徒の答案にまったく同じ答えが書かれていることに気付く。光岡がカンニングをしたという疑いが高まり……という展開。

 3話の見どころについて「原田先生は、学校自体を変えてしまうような、影響力のある先生。先生が学校に来る前と後の、光岡の変化をわかりやすく表現しました。光岡が一度、1年生のころにリセットする空気感とかに注目してください」とアピールしていた。

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