ドラえもん:23年ぶり新刊“0巻”が累計25万部突破 発売即日重版 てんコミ全巻の豪華愛蔵版セット発売も

コミックス「ドラえもん」0巻のカバー
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コミックス「ドラえもん」0巻のカバー

 藤子・F・不二雄さんの人気マンガ「ドラえもん」の約23年ぶりとなる新刊コミックス「0巻」(小学館)が11月27日から順次発売され、東京都内では完売店が出るなどの売れ行きとなり、発売即日に重版が決定したことが分かった。0巻は4刷となり、累計発行部数は25万部を突破した。0巻は、発売の発表から反響が大きく、発売前に2度の重版を行ったことも話題になった。

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 小学館は、既刊のてんとう虫コミックス「ドラえもん」1~45巻も「大きく動き始めています」といい、既刊の重版も決定したという。また、コミックス全45巻の豪華愛蔵版セット「100年ドラえもん」が2020年に発売されることも発表された。同セットは、「22世紀、100年後の未来まで『ドラえもん』のコミックスを届けたい」がコンセプトで、「『ドラえもん』史上いまだかつてないほどの豪華装丁、驚きの特典、至高のコンセプトでお届けする企画」となるという。詳細は2020年1月以降、順次発表。

 「ドラえもん」は、1969年12月に同社の「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」という六つの雑誌の1970年1月号で連載がスタートしており、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種の第1話が存在する。今回の0巻には、その6種の第1話が収録されている。なお、てんとう虫コミックス「ドラえもん」1巻には、「小学四年生」版の第1話を加筆・修正したものが収録されている。

 新刊は、同作の連載開始から50周年を記念して発売。てんとう虫コミックスの「ドラえもん」では、1996年の第45巻発売以来、約23年ぶりの新刊となる。新刊には、6種の第1話のほか、連載開始号の前号に掲載された予告ページ、藤子・F・不二雄さんによるドキュメンタリーマンガ「ドラえもん誕生」、連載当時の背景を解説する記事ページなどが収録されている。

 ◇担当編集・徳山雅記さん(小学館・ドラえもんルーム)のコメント

 発売と同時に、皆様から大きな反響が伝わってきて我々も感動しています。予想以上の反響で、手に入れづらい方もいらっしゃるようですが、必ずお届けできるよう対応していますので、楽しみにお待ちください。「ドラえもん」久々の新刊ということで手に取られた方も多いと思いますが、特別収録の“創作秘話”「ドラえもん誕生」では、当時、藤子・F・不二雄先生がいかにして、ゼロから作品を生み出されたかが描かれています。そのもがくような苦労と喜びを、ぐっと身近に感じてもらえたらうれしいです!

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