歌手で俳優の福山雅治さんが主演を務めた人気ドラマシリーズ「ガリレオ」の劇場版最新作「沈黙のパレード」(西谷弘監督)が2022年に公開されることが7月15日、分かった。映画は、2013年公開の「真夏の方程式」(同)以来、9年ぶりのシリーズ最新作。福山さんが主人公の物理学者・湯川学役を続投するほか、女優の柴咲コウさんが、2007年の連続ドラマや2008年公開の「容疑者xの献身」(同)に登場した刑事・内海薫役で再登場。湯川と内海のタッグがスクリーンで復活する。
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「ガリレオ」シリーズは、東野圭吾さんの同シリーズが原作のミステリー。天才物理学者の湯川が、自然科学の知識を駆使して難事件を解決する姿を描いた。2007年、2013年にフジテレビ系で連続ドラマ化されたほか、「容疑者xの献身」「真夏の方程式」の劇場版2作品や数々のスピンオフが制作された。
「沈黙のパレード」では、米国帰りの湯川のもとに、警視庁捜査1課の刑事・内海が相談にやってくる。行方不明になっていた町の人気娘が、数年後に遺体となって発見される。だが、容疑者の男は証拠不十分で釈放される。男は娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちを挑発。町全体が憎悪の空気に覆われていく。そして町の秋祭りのパレード当日に、男は死亡。男を殺害する動機がある者には全員アリバイがあり、男の死因も不明。湯川らは難事件に挑むことになる……というストーリー。
また最新作には、福山さん、柴咲さんのほか、シリーズ初期から出演してきた北村一輝さんが出演することも発表された。北村さんは引き続き、湯川と大学の同期の刑事・草薙俊平を演じる。最新作で殺害される男は、草薙がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった人物という設定になっている。
福山さんは「福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては、『またやっかいな二人と再会したな』と思っているかと(笑い)。小さな町で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たち全員が被害者であり、加害者でもある。『沈黙のパレード』という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。この高いハードルかつ挑みがいのある難問に、我々はどういう最適解を導き出すのか。僕も湯川と共に今作の映画化における極上のエンターテイメントを探究したいと思います」とコメントを寄せた。
柴咲さんは「湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらない、そこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと。彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています」と声を弾ませた。
北村さんは「早いもので、シーズン1から14年もたつのですね。今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います」と意気込みを明かした。
東野さんは「『沈黙のパレード』の映画化が決まり、とても喜んでおります。福山さんの湯川はもちろんのこと、北村さんの草薙、そして柴咲さんの内海薫に再会できると思うと、それだけでワクワクします。コロナ禍で大変だと思いますが、無事に撮影を終えられることを心から祈っております」とコメントを寄せた。
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