魔法使いになれなかった女の子の話:Project ANIMA第2弾 オリジナルテレビアニメが10月スタート J.C.STAFF制作

「魔法使いになれなかった女の子の話」のイメージビジュアル(C)「まほなれ」製作委員会
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「魔法使いになれなかった女の子の話」のイメージビジュアル(C)「まほなれ」製作委員会

 DeNA、文化放送、創通、MBSの4社が共同でオリジナルアニメを制作するプロジェクト「Project ANIMA(アニマ)」の第2弾として「魔法使いになれなかった女の子の話」が制作され、テレビアニメとして10月から放送されることが分かった。メインスタッフも発表され、「スレイヤーズ」シリーズ、「灼眼のシャナ」などの渡部高志さんが総監督、「WIXOSS DIVA(A)LIVE」などの松根マサトさんが監督を務め、「ミュークルドリーミー」などの金杉弘子さんがシリーズ構成・脚本を担当することが分かった。「とある魔術の禁書目録」などのJ.C.STAFFが制作する。

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 同作は、「Project ANIMA」の「異世界・ファンタジー部門」の大賞を受賞した魔法学園ファンタジー。魔法使いになる夢をつかみ損ねた正反対な2人の少女の成長と、魔法学校の個性的なクラスメートたちとの友情を描く。アニメは、小説投稿サイト「エブリスタ」に掲載されている原案小説を基にオリジナルストーリーが展開する。

 「魔法使いさん……わたし、約束、守れませんでした」というコピーが添えられた水彩画タッチのビジュアル、PVが公開された。

 原案の赤坂優月さんは「素人の拙い妄想小説が、プロの手にかかるとここまで面白くなるのか!と、脚本をいただいて驚きました。コミカルでパワフルなキャラクターたちの魅力がほとばしる、とても楽しい作品です。期待した形でかなわなくとも、努力は必ず糧になります。挫折を経験した主人公たちが描く新しい未来がどんなものになるのか、一緒に見守っていただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。

 渡部総監督は「答えは簡単(何の?)、想像力と魔法は実は同じものです。誰でも持ち合わせている素晴らしい力です。ご覧のあなたも必ず持っているものです。魔法を信じましょう。これで安心ですね(何が?)。そんな身近な物語をお届けします」と話している。

 松根監督は「『なりたい職業』はあるけれど、その職業になって『なにをやりたいか』は分からない。そんな悩み、一度くらいはあるんじゃないかと思います。子供から、昔子供だった大人まで楽しめる、やさしくて、ちょっぴり悩ましい魔法のものがたりです」とコメント。

 シリーズ構成・脚本を担当する金杉さんは「一番かなえたかった夢がかなわなかった時、人はどうすればいいのだろう? この『まほなれ』のお話をいただいた時、主人公が『魔法使いになれなかった』という設定にとても興味を持ちました。みんながみんな夢をかなえられるわけではない現実。主人公たちがどん底からどう新しい未来を切り開くか、超個性的なキャラクターたちと一緒に私もわくわくしながら、この物語の世界を楽しませていただきました!」と話している。

 「Project ANIMA」は、2018年にプロ、アマ問わずアニメの原案を募集。第1弾「SF・ロボットアニメ部門」、第2弾「異世界・ファンタジー部門」、第3弾「キッズ・ゲームアニメ部門」の3部門に分かれ、サテライト制作の第1弾「サクガン」が2021年に放送された。動画工房が第3弾「メビウス・ダスト」を制作する。

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