呪術廻戦:大展覧会に渾身のカラーイラスト 貴重なネーム 芥見下々の新情報コメントも

「呪術廻戦」の展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」で展示されるコミックス第11巻のカバーイラスト(C)芥見下々/集英社
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「呪術廻戦」の展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」で展示されるコミックス第11巻のカバーイラスト(C)芥見下々/集英社

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんの人気マンガ「呪術廻戦」の大規模展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」の展示内容の一部が公開された。コミックスのカバーに使用された渾身のカラーイラストや、貴重なネーム、下書きなどが展示される。

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 展覧会では、デジタル手法による「呪術廻戦」の創作工程を芥見さんの解説も交えながら一挙に公開する。会場はテーマごとにエリアが分かれ、「領域之壱:プロトタイプ&ネーム」では、ネーム・下書きが展示される。「呪術廻戦」の前日譚(たん)「東京都立呪術高等専門学校」のネームも一部公開される。「領域之弐:デジタル作画メソッド」では、構想から作画、アシスタント陣との作業連携や、デジタル作画ならではの緻密な創作工程を紹介、解説する。

 「領域之参:連載原稿総力解説」では、キャラクター、設定、ストーリーなど作品作りの最深部を解説。新情報となる芥見さんからのコメントも公開される。「領域之肆:カラーイラスト」では、カラーイラストが展示されるほか、展覧会キービジュアルや「週刊少年ジャンプ」の表紙用カットの制作過程に迫る。

 展覧会のオリジナルグッズとしてキャラクターをモチーフにした「ゆらっとフィギュアこれくしょん」(全6種、各1650円)、「九相図兄弟ラバーキーホルダー」(990円)、「漏瑚の『危機感の欠如』ティッシュボックスカバー」(3300円)などが発売される。

 来場者特典として、キャラクターのカラーイラストと名シーンの下書きを組み合わせたオリジナルステッカー(全8種)が配布されることも発表された。

 同展は、渋谷ヒカリエ内のHikarie Hall(東京都渋谷区)で7月6日~8月27日に開催。2025年春に大阪でも開催される。

 「呪術廻戦」は2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載中。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は9000万部以上。

 アニメも人気を集めており、テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月に放送された。第1期の前日譚(たん)となる劇場版「劇場版 呪術廻戦 0」が2021年12月に公開され、国内興行収入が約137億5000万円、全世界興行収入が約265億円を記録するなど大ヒットした。テレビアニメ第2期が2023年7~12月に放送された。アニメの続編となる「死滅回游」が制作されることも話題になっている。

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