ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、大ヒットシリーズを基にしたアクションシューティング「バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D」(3DS、カプコン)です。プロデューサーの川田将央さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
このゲームは、“バイオハザード”シリーズに登場してきたさまざまなキャラを駆使してハイスコアを目指すアクションゲームです。元々バイオハザードというゲームは、ホラーゲームとして非常に有名なタイトルなのですが、今回はホラーとしてではなく人気のあるキャラクターのアクションに魅了されるようなエキサイティングアクションゲームとして制作しています。もちろんホラー的シチュエーションはステージ構成などに残っていますし、背後から敵に襲われる衝撃に恐怖を感じるプレーヤーもいるかもしれません。
−−3DSでの開発決定の経緯は?
携帯ゲーム機と思えない高いスペックと裸眼での立体視というスペックに興味を感じました。ゆっくり時間をかけて最高のエンターテインメントを制作する……といった体制が多かった“バイオハザード”シリーズの伝統を打ち破るべくローンチでの発売を狙ったという経緯もありました。
元々ナンバリングタイトルのボーナスゲームで、ゲームをクリアしたプレーヤーしか遊べないのがもったいない……といった思いもありましたが、ゲームシステムが短時間でスコアを競うといった内容でもあったため、携帯ゲーム機と相性が良いという判断もありましたね。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
一定の条件をクリアすることで手に入る“メダル”というシステムがあるのですが、開発者にとっては、とっても不吉な名前である“デスマーチ”というメダルがあります。このメダルは“1日1回以上のプレーを14日連続で行う”ことで解放される内容だったのですが、ディレクターは早々にメダル出現の報告をネットで確認して、すごく喜んでいました。それだけ熱中してくれているということですからうれしいですよね。
さらに、6万5000体以上の敵を倒すことで手に入るメダルという、作り手側も少々無理があるんじゃないかい?(苦笑)といった内容のものも、すでにへビーユーザーは手にしているということで……熱心なファンのプレー内容には驚かされますし、本当に制作者冥利に尽きますね。
−−ファンへ一言お願いします。
我々がゲームを制作していて一番うれしいことというのは、作ったゲームを買ってくれたプレーヤーがとても熱中して遊んでくれているということです。ネットでの評判も良く、ゲームの売れ行きも好調で制作者一同とても励まされています。この感謝の気持ちをファンの方々と分かち合いたいと思います。本当にありがとうございました!!
現在制作している本格サバイバルホラー“バイオハザード リベレーションズ”も同じくニンテンドー3DSでの発売となります。制作も絶好調ですので期待してください!
「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」プロデューサー 川田将央
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