「AKIRA」などの作品で海外でも評価の高いマンガ家・大友克洋さんの初の原画展「大友克洋GENGA展」が9日から開催されるのに先駆けて7日、会場となる「3331 Arts Chiyoda」(東京都千代田区)で関係者や報道陣向けの内覧会が行われた。会場には、未発表の初期作品から最新のカラー作品、約2500枚の「AKIRA」の全原画など大友さんの手書きの原画約3000枚を展示。さらに、「AKIRA」の主人公・金田の“バイク”や「童夢」の一場面を再現した“へこんでいる壁”など、実際に触れる展示物も用意されている。会期は5月30日まで。
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同原画展は、20年ぶりとなる大友さんの画集「OTOMO KATSUHIRO ARTWORK KABA2」(講談社)が1月に発売されたことを機に、これまでの大友さんの足跡をまとめるために企画。また、東日本大震災の被災地となった宮城県出身の大友さんが自ら主体となって行うチャリティー企画展としての側面も持つ。原画展の収益の一部は被災地の復興支援活動に利用される。
「AKIRA」のほか「童夢」「気分はもう戦争」「さよならにっぽん」など大友さんの代表作や、画集「KABA」「KABA2」に収録されているカラー原画を展示。展示されているすべてが大友さんの手描きの原画で、白い壁一面に並んで展示されている。原画展は日時指定の完全予約制で、チケットはすべてローソンチケットで販売。入場料は大人1500円、学生800円、中学生500円。9日から5月30日まで開催(4月17日、5月15日は休館)。(毎日新聞デジタル)
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