俳優の妻夫木聡さんが18日、東京都内で行われた主演映画「愛と誠」(三池崇史監督)の試写会イベントに登場。先日の完成披露会見での後ろ向き発言について後悔したという妻夫木さんは「翌日ネット見たら『妻夫木、ふざけた映画だ』とか『よく分からない』とか書いてあって、さすがに反省しましたよ」とぽつり。ミュージカル、アクション、恋愛などが入り交じったエンターテインメント映画に仕上がっていることに、事前に映画を見た人からは賛否両論だったと振り返り、「どう宣伝していいか分からないんですよ」と弱気なコメントで、観客に向けて「見終わって、その感想を宣伝部に言っていただければ。また、こんなこと言うと『妻夫木、観客頼み』とか(記事に)書かれちゃうんだろうなあ」と苦笑していた。
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「愛と誠」は、原作・梶原一騎さん、作画・ながやす巧さんの名作マンガで、73~76年にマンガ誌「週刊少年マガジン」で連載され、累計発行部数800万部を記録し、過去に3度映画化され、ドラマ化もされている人気作。額に一文字の傷を持つ超不良の太賀誠(妻夫木さん)は、誰も信じず、立ち向かう者は拳で倒してきた。財閥の一人娘で何不自由なく生きてきた究極のお嬢様の早乙女愛(武井咲さん)は、子どものころに雪山で少年の誠に助けられ、11年後に新宿地下街で運命の再会を果たし、常軌を逸した献身で誠に惜しみない愛をささげる……という物語。
妻夫木さん、武井さんのほか斎藤工さん、余貴美子さん、伊原剛志さん、市村正親さんら豪華キャストが出演する。さらに、映画はキャストが歌って踊る“ミュージカル”風な演出を採用しており、劇中で流れる名曲をアレンジする音楽プロデューサーに「Mr.Children」などを手掛ける小林武史さんを起用。振り付けをパパイヤ鈴木さんが担当する。
イベントには、斎藤さんと三池監督も登場。高校生役ということもあり、三池監督から学生服で撮影したことについて聞かれた妻夫木さんは「伊原さんも着ていたんで、(僕らも)何でも大丈夫だろうと、いけるだろうと(笑い)」と“先輩”の存在が大きかったとコメント。隣の斎藤さんは「48歳ですからね」と、伊原さんの年齢を明かすと、三池監督は「48(歳)?48歳って知っていたら(伊原さんに)オファーしてなかったわ」と冗談を飛ばし、会場の笑いを誘っていた。映画は6月16日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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