女優の榮倉奈々さんが主演を務める金曜ドラマ「黒の女教師」（TBS系）の完成試写会と制作発表が16日、東京都内で行われ、榮倉さんら主要出演者16人が登場。司会を同局の田中みな実アナウンサーが務めたが、登壇者を1人紹介し忘れたり、自由なコメントを連発するなどマイペースな進行で登壇者たちを困らせ、榮倉さんは「愚か者ー！」と役の決めぜりふで田中アナを一喝していた。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　ドラマは、都立有名進学校に勤務する榮倉さん演じる生物教師・夕子が、市川実日子さん演じる古典教師のすみれ、小林聡美さん演じる美術教師の彩と、学校内のさまざまな教育的難問を、“黒の女教師”として手段を選ばず法外な金銭で解決する……というストーリー。

　初の“ダークヒロイン”を演じ、教師役も初めてという榮倉さんは「もう大人なんだぞっと実感させられた。身が引き締まりましたね」とコメント。榮倉さんとともに黒の女教師となる小林さんは「3人とも黒いところから遠いキャラクターなので、コントラストが面白く出せれば」と話したが、榮倉さんは役柄との共通点に「腹黒いところ」を挙げ、市川さんは「（役柄が）どんなに黒いんだろうと思ったけれど、そんなに黒くないと思ってしまって、（役より）私が黒いのかなと思った」と話した。また榮倉さんは「夕子先生のように解決しろとは言いませんが、こういう問題が教育現場にあることを知ってほしい」と教師らしく呼びかけていた。

　制作発表には、生徒たちを演じる「ジャニーズJr．」の松村北斗さんや、俳優の千葉雄大さん、大野いとさん、竹富聖花さん、広瀬アリスさんらも登場した。ドラマは20日スタートで、毎週金曜午後10時放送。（毎日新聞デジタル）