ちいかわ
第233話 黒い流れ星・後編(12)
1月7日(火)放送分
人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社)の原画展「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」が28日、作者の荒木飛呂彦さんの出身地でマンガの舞台のモデルともなった仙台市で開幕する。荒木さんの原画は過去にフランスのルーブル美術館などでも展示されたが、100枚以上を飾る本格的な原画展は今回が初めて。開幕に先駆け、27日、会場の「せんだいメディアテーク」(仙台市青葉区)で内覧会が行われ、報道陣に会場内が初公開された。会期は8月14日まで。
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「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、週刊少年ジャンプ87年1・2合併号で連載がスタートし、05年に月刊誌「ウルトラジャンプ」に移籍。数世代にわたり個性的な悪人たちと戦う壮大なストーリーに加え、独特の擬音を用いた表現、立ちポーズなどが人気を博している。現在は第8部「ジョジョリオン」を連載中で、単行本の累計巻数は100巻を超え、発行部数は、文庫版などを含めたシリーズ累計で7500万部を突破する大ヒット作となっている。
会場では、第1部から8部までの原画168枚が各部ごとのコーナーに分けて展示されており、荒木さんの初期の作品「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」などの原画も見られる。順路の途中には、「石仮面」や「エンヤ婆の弓と矢」などの重要なアイテムが飾られ、壁や床には「プッツーン」など、擬音を表現したシールが貼られるなど、ファンがにやりとする仕掛けが用意されている。
マンガの第4部と8部は仙台がモデルの「S市杜王町」が舞台となっており、一番スペースが広い4部のコーナーには、主人公・東方仗助や岸辺露伴の等身大フィギュア、露伴の仕事場を再現したコーナーのほか、杜王町の巨大地図にiPadを向けるとAR技術により、その場所にまつわるストーリーが楽しめる「ジョジョの奇妙な杜王町MAP」なども展示されている。
そのほか、荒木さんが実際にマンガを描いている仕事場を忠実に再現したコーナーや、昨年、ファッション誌「SPUR」に掲載された「岸辺露伴グッチへ行く」の原稿を展示したコーナーがあるほか、荒木さんが週刊少年ジャンプ連載時の初代担当者と対談するVTRが上映されている。
入場チケットはローソンチケットで販売。前売り券は全て完売で、28日発売される平日限定入場券は大人1500円、高校生以下800円、未就学児童は入場無料。10月からは東京で仙台とは異なる展示内容の「ジョジョ展」も開催される予定。(毎日新聞デジタル)
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