今年で10回目を迎えるコスプレの世界一を決める「世界コスプレサミット2012」の「チャンピオンシップ」が4日、名古屋市東区の「オアシス21」で開かれ、「薄桜鬼 新撰組奇譚」のコスプレでパフォーマンスした日本代表が優勝し、世界一の栄冠に輝いた。日本が同大会で優勝したのは3年ぶり2回目。会場には約1万8000人の一般コスプレーヤーやコスプレファンらが集合、迫力ある各国代表のパフォーマンスに熱狂していた。
ウナギノボリ
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世界コスプレサミットは日本や米国、イタリアなど世界各国の代表メンバーが参加し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うイベント。今回は大会史上最多となる20カ国40人が参加した。準優勝は「創聖のアクエリオン」のコスプレをしたシンガポール代表、3位は「機動警察パトレイバー」のコスプレのインドネシア代表で、アジア勢が強さを見せた。
優勝した日本代表は、土方歳三のコスプレをした霜月紫さんと風間千景のコスプレをした海都さんのコンビ。ステージ上では、1年間練習したという激しい殺陣で、観客を魅了した。優勝を告げられた2人はステージでメッセージが書かれた日の丸を掲げ、喜びを表現した。
終演後、日本代表は会見に応じ、優勝の率直な感想を聞かれた海都さんは「自分たちの力では世界は取れなかったと思う。チームジャパンでいろんな人が手伝ってくれて、今は感謝の気持ちを伝えたい。一番は殺陣の師匠に対して。あと助けてくれたたくさんのコスプレーヤーたちにお礼を言いたい」と感謝の言葉を述べた。また、世界一になったことについて霜月さんは「実感はないです。日本代表になったときは、すぐにチャンピオンシップのことを考えたんですが、今、世界一なって、次はどこにあるのか探していて。(世界一になっても)これからもっと広い世界を見て、素晴らしいパフォーマーになりたい」とさらなる高みを見つめた。
「チャンピオンシップ」では、声優の古谷徹さんや女性アーティストのMay’nさんらが審査員を務め、パフォーマンスの合間にはMay’nさんのライブも行われた。同大会の模様は、初めてテレビ愛知で生放送された。翌5日には、チャンピオンシップ優勝者を筆頭に“名古屋のアキバ”ともいわれる繁華街の大須(中区)でパレードする「大須コスプレカーニバル」も行われる。(毎日新聞デジタル)
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