俳優の要潤さんが、10月スタートの連続ドラマ「東京トイボックス」(テレビ東京系)で主演を務めることが25日、明らかになった。要さんが演じるのは、面白いゲームを作ることしか頭にない破天荒なゲームクリエーター・天川太陽で、要さんは「この作品に参加できることを幸せに思います」と喜び、「ゲーム制作に妥協なきエネルギーを注ぐ主人公の姿は、現代社会で働く大人に大切な何かを訴えられる」と意気込んでいる。
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ドラマは、2012年マンガ大賞で2位に輝いたうめの「大東京トイボックス」の前日譚(たん)となる同名マンガが原作。ゲーム業界を舞台に、ものづくりに懸ける人たちの情熱を描く。さらに、原作のモデルとなったゲーム会社・アクワイアの協力や、実在のさまざまなゲームソフトを使用し、開発現場のリアリティーを追求していく。
上司の嫌がらせで、秋葉原にある小さなゲーム会社「スタジオG3」に出向することになった月山星乃は、破天荒な社長の太陽が率いる個性豊かな社員たちと働くことになる。「そのゲーム、本当に魂が入っているか?」とゲームへの熱すぎる愛を語る太陽に振り回される星乃も、いつしかゲーム作りの世界にのめりこんでゆく。そんな中、太陽が以前勤めていた業界最大手のソリダスワークス・仙水伊鶴が、スタジオG3に触手を伸ばしてくる……という展開。ヒロインの星乃役は、男女7人組音楽ユニット「AAA」の宇野実彩子さんが初挑戦。太陽と敵対する仙水役は、俳優の福士誠治さんが演じる。その他、北川弘美さん、石橋蓮司さんらが出演する。
宇野さんは「星乃はいろんな顔を持つとても魅力的な女性なので、私自身も気づいていなかった引き出しから、今まで見せたことのない私をすべてさらけ出すつもりで表現したい」といい、福士さんも「ドラマとマンガとゲームとのコラボレーションに参加できることをうれしく思うとともに、どんな化学反応が起こるのか楽しみ」とコメントしている。原作のうめは「『原作超え』をしていただければ、これに勝る喜びはありません」と期待を寄せている。ドラマは10月5日スタート、毎週土曜午後11時55分に放送予定。(毎日新聞デジタル)
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