俳優の堺雅人さんが型破りの銀行マン役で主演を務め、右肩上がりの高視聴率を記録しているドラマ「半沢直樹」(TBS系、毎週日曜午後9時)の第9話が15日、10分拡大で放送される。半沢を出向させようと動く大和田常務に「こうなったら、腹をくくるしかない……」と半沢が顔をゆがませる。今までにないピンチを迎える第9話の見どころを、名シーンとともに紹介する。
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第9話は、半沢の同期・近藤(滝藤賢一さん)の出向先・タミヤ電機を隠れみのにし、3000万円もの融資を受けていたのは、大和田常務(香川照之さん)の妻・棚橋貴子(相築あきこさん)が経営する会社だった。半沢(堺さん)は大和田に突きつける証拠として、田宮社長(前川泰之さん)の証言を取るよう近藤に依頼する。一方、2日後に迫った金融庁検査の最終聞き取り調査を前に、半沢は驚きの秘策を用意し、湯浅社長(駿河太郎さん)の説得を試みる。しかしその内容は、100年以上続く歴史ある伊勢島ホテルにとって、あまりに大きな決断だった……という展開。
タミヤ電機の不正が、思わぬ形で大和田常務とつながり、事態は急展開を見せる。苦しい半沢側に勝機が見えたかと思いきや、半沢を伊勢島ホテルの担当から外すという勢いは止めようもなく、及川光博さん演じる同期の渡真利も「万事休すか……」とつぶやく。腹をくくるしかない半沢はどうなるのか。半沢から説得された湯浅社長は、伊勢島ホテルの重大な決断を下すことができるのか。大和田常務を追い詰める切り札を持つ近藤の活躍にも注目だ。
ドラマは、小説「下町ロケット」で直木賞を受賞した作家の池井戸潤さんの人気小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。本部の営業第2部次長に栄転し、舞台を東京へ移した第6話で、平均視聴率は関東地区29.0%(ビデオリサーチ調べ)、関西地区では平均視聴率32.8%(同)となり、1日放送の第7話では、ついに関東地区でも30.0%の大台に。第8話では、32.9%(同)と、さらに記録を伸ばし続けている。ドラマは毎週日曜午後9時に放送中。(毎日新聞デジタル)
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