薬師丸ひろ子：35年ぶり声優挑戦で苦労　「難しい作業だった」

　女優の薬師丸ひろ子さんが1日、東京都内で行われた劇場版アニメ「シンドバッド　空とぶ姫と秘密の島」（宮下新平監督、4日公開）の完成披露上映会に登場した。同作でシンドバッドの母・ラティーファ役を演じている薬師丸さんは35年ぶりの声優挑戦で、「今回、自分と違う人物に声を乗せるということで、大変難しい作業でした。その一言にキャラの個性とかができあがってしまうので」と苦労を明かしつつ、「裏を返せば楽しい作業ではあるんですけど……。難しいところを（主人公役を演じた）村中（知）さんに助けていただいて。感謝しています」と笑顔で振り返った。

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　薬師丸さんは同作で劇中歌「わたりどり」も担当しており、声優と劇中歌を同時に担うのは今回が初めて。劇中歌を初めて聴いた印象については「曲を聴かせていただいたときに、とっても大きな世界の歌だなと（思った）。大海を、夜空を見上げながら旅をしていくイメージを持ちました」と語った。完成披露上映会には薬師丸さん、シンドバッド役の村中さん、ヒロインのサナ役の田辺桃子さん、ラザック船長役の鹿賀丈史さんが出席した。

　「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」はテレビアニメシリーズ「世界名作劇場」などを手がけた日本アニメーションの40周年記念作品。3部作で第2部は12月に公開予定で、第3部は2016年3月の公開を予定している。