30年ぶりの新シリーズが放送中のテレビアニメ「ルパン三世」。日本テレビほかで29日深夜から順次放送される第5話「魔法使いの左手」で脚本を担当するのは、映画「ヒロイン失格」や、アニメ「TIGER&BUNNY」などを手がけた吉田恵里香さんだ。第5話は、10年前に事故死したマジシャンのマジックの種が書かれた「トリックレシピ」をめぐる物語が展開される。吉田さんに見どころや「ルパン三世」への思いを聞いた。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
ずっとこの日が来るのを心待ちにしていたので、興奮と緊張で胸がいっぱいです。幼いころから大好きな作品に携われたことが幸せで、本当に誇らしくて、10年前の自分に自慢したいです。街中で見知らぬ人に「私、ルパンの脚本書いたんですよぉ~!!」って叫びたいくらいドキドキワクワクしてます!
ルパンたちがとる行動、せりふが「らしい」か「らしくないか」は毎回気をつかいました。「この行動はルパンらしくない」とか「こっちの言い回しのほうが次元らしい」とか……。 長年、多くの方に愛されているキャラクターを絶対傷つけたくないですもんね。
あと、イタリア先行放送だったので、どの国の方が見ても違和感がないようにすることを心がけました。海外ドラマとか見ていてヘンテコな日本が出てきて気持ちが冷めちゃうことってありますよね? それを極力なくしたかったですね。例えば5話のゲストキャラは脚本開発時、ルーカという名前だったのですが、イタリアで男性名ならば棒線がないほうが自然だと教えていただき、ルカに変更しました。細かいことですが、こういった小さな積み重ねが作品作りに生かされていると思います。
小さいころから好きなのは五エ門です。格好よさと愛らしさのバランスが絶妙ですよね。 お肌がジョリジョリじゃなくてツルツルしてそうなのもよいです。新キャラでいえば、やっぱりレベッカ。不二子とレベッカは全く種類の違うよい女なので、言い回しの書き分けが面白かったです。あと、私の担当回はメインゲストが人間ではないことも多くて……。いろいろと楽しませていただきました。
どの物語も脚本家の個性が色濃く出ているので、いろいろな表情のルパン一味をご覧いただけると思います。自分の担当回、まずは5話ですね。少しでも楽しんでいただけたなら本当にうれしいです。30年ぶりのルパン三世新テレビシリーズ、一緒に盛り上がっていきましょう!
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