ピアノの森:人気音楽マンガが完結 17年の歴史に終止符

「ピアノの森」コミックス25巻の表紙
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「ピアノの森」コミックス25巻の表紙

 天才ピアニストの成長を描いたマンガ「ピアノの森」が、5日発売のマンガ誌「週刊モーニング」(講談社)49号で完結を迎え、約17年の連載に幕を下ろした。

ウナギノボリ

 「ピアノの森」は、1998年に「ヤングマガジンアッパーズ」で連載が始まった一色まことさんの作品。2004年に同誌の休刊で連載がいったん休止となったが、05年モーニングに移籍し、その後は実質的に不定期連載となっていた。森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った自然児・一ノ瀬海(カイ)が、かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介と師弟関係を結び、さらにピアニストの父を持つ雨宮修平と出会って、切磋琢磨(せっさたくま)するという物語。08年度の文化庁メディア芸術祭でマンガ部門の大賞を受賞している。07年には劇場版アニメも公開された。

 最終回「カムバック・リサイタル」の扉絵では、カイと阿字野の抱き合うシーンが描かれている。最終26巻は12月22日発売予定。

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